伝統・民族
西洋フォーク・非西洋古典・各国民謡・ガムラン・ヒンドゥスターニー
アフロビーツ
2000年代以降、ナイジェリア・ガーナを中心に発展した、アフリカのリズムとポップ・ヒップホップを融合した音楽。
アフロビート
1960年代末にFela Kutiが確立した、Highlife・Funk・Jazzを融合した政治色の強いアフリカ音楽。
コリードス・トゥンバドス
メキシコの伝統的コリードにヒップホップ要素を加えた現代ジャンル。Peso Pluma、Natanael Cano、Fuerza Regida、Junior Hらが2020年代に世界的成功。
ドイツ語ラップ
ドイツ語ラップ。Apache 207、RAF Camora、Ski Aggu、Capitalらが現代を代表。トルコ系移民ラッパーも本流に合流。
バングラ
パンジャブ地方の収穫祭の民俗ダンス音楽。1980年代以降は英国でポップ化された。
OPM
フィリピンの自国産ポップの総称。バンド系(Cup of Joe、Ben&Ben)、シンガーソングライター系(Moira Dela Torre)が中心。
アイリッシュ・トラッド
アイルランドの伝統舞踏・歌謡音楽。
アマピアノ
2010年代の南アフリカで成立した、Houseに深いベースとログドラムを乗せたダンス音楽。
インディー・フォーク
2000年代後半にFleet Foxes、Bon Iver、Mumford & Sonsらが確立した、伝統フォーク楽器とインディーロックの感性を融合した現代フォーク復興運動。
ガムラン
ジャワ・バリの青銅打楽器を中心とするインドネシアの宮廷・儀礼アンサンブル音楽。
クレズマー
東ヨーロッパのアシュケナジ系ユダヤ人の民俗器楽音楽。クラリネットとヴァイオリンが特徴。
スークース
1960年代以降のコンゴで成立した、Cubanルンバとアフリカの感覚を融合したダンス音楽。
ハイライフ
20世紀初頭のガーナで成立した、ヨーロッパの吹奏楽とアフリカのリズムを融合した音楽。
ファド
19世紀のリスボンで成立した、サウダーデ(郷愁)を歌うポルトガルの伝統歌曲。
ライ
1920年代以降にアルジェリア西部で発展し、80年代にエレクトリック化したアラブ系大衆音楽。
アイランド・レゲエ
ニュージーランド・サモア・トンガ・ハワイの太平洋諸島系コミュニティ発のレゲエ・ポップ。Six60、Stan Walker、Common Kingsら。
ネーデルポップ
オランダ語ポップ。Suzan & Freek、Goldband、Snelle、Maan等。1960年代のNederbeatから連綿と続く。
ノルテーニョ
メキシコ北部・米国南西部のメキシコ系コミュニティで19世紀末から生まれた、ボタン式アコーディオンとバホ・セスト(弦ベース)が核となる民族音楽。国境地域の人間たちの愛、別れ、苦労、移民の経験を歌う。
マハラガーナート
エジプトの労働者階級発の電子シャアビー音楽。カイロ郊外Salam City発、FL Studioで作る安価で挑発的なダンス音楽。長らく公的放送禁止のDIYジャンルが、TikTok経由で2020年代に主流化。
レパルト
ハバナのバリオ発、ジャマイカ系デンボウ × キューバのティンバ・ソン融合の高速ペレオ。Wampi、Oniel Bebeshito、故El Taigerら。
ウルドゥー・インディー
パキスタンのZ世代インディーポップ。Abdul Hannan、Hasan Raheem、Talal Qureshiらがbedroom-pop路線を確立。
クワイト
1990年代の南アフリカで成立した、Houseを遅くしてラップを乗せた音楽。
ゲンゲトーン
ナイロビ発のシェング語(スワヒリ+英語+スラング)ストリートラップ。粗野でDIY、Buruklyn Boyzら。
サムルノリ
1978年に成立した、屋内舞台用に再構築した韓国打楽四重奏。
バウル
ベンガルの放浪神秘主義者が歌う、内なる神を求める歌。
マスカンディ
南アフリカ・クワズールー州ズールー系の旅人(マスカンダ)が一人で弾き語る、口頭詩イジボンゴを核としたフォーク・ジャンル。
ムバラ
セネガルで成立した、Sabarドラムを核とする民俗+現代的アフリカン音楽。
モーラム
タイ東北部・ラオスの民間語り物・歌謡音楽。
アイヌ音楽
北海道・千島・樺太の先住民族アイヌの伝統音楽。
アカ・ピグミー・ポリフォニー
中部アフリカの狩猟採集民アカ・ピグミー族による即興多声合唱で、密林の音響環境に適応した音色体系を持つユネスコ無形文化遺産。
アスリ・イナン
マレー半島の伝統舞踊歌曲。アスリは緩やか、イナンは軽快。
アズマリ
エチオピア高原の世襲的吟遊詩人アズマリが、マシンコ(一弦擦弦)とクラール(琴)で即興的に風刺・恋愛・歴史を歌う伝統。
アゼルバイジャン・ムガム
アゼルバイジャンの古典旋法即興音楽。
アナトリア民俗音楽(テュルキュ)
現代トルコ各地の地方民俗歌の総称で、バーラマ(サズ)を中心に、結婚式・葬儀・農作業の機能歌を含む広汎な領域。
アボリジニ音楽
オーストラリア先住民アボリジニの数万年の歴史を持つ音楽伝統。
アマジグ音楽
北アフリカ先住民アマジグ(ベルベル)諸民族の集団歌舞群で、リフ、アトラス、サハラ各地域に独自の様式が伝わる。
アルジェリア・シャアビ
アルジェ旧市街カスバで育った都市民衆古典。アンダルス系ガルナーティの旋律を、酒場や祝宴の歌として親しみやすく編み直した。
アルバニア・イソ多声合唱
アルバニア南部の伝統的多声合唱。
イヌイット・スロート・シンギング(カタジャク)
北極圏イヌイット民族に伝わる女性二人組の喉歌(カタジャク)。互いの口を向き合わせ、息と声を交互に差し込みながら、どちらかが笑ったり息を切らしたりするまで続ける競争的な二重唱。
イングリッシュ・フォーク・リバイバル
20世紀イングランドの伝統歌謡再興運動。
ウクライナ・バンドゥーラ音楽
コブザリのバンドゥーラ撥弦叙事音楽。
エイサー
沖縄の旧盆に踊られる、太鼓と踊りの集団芸能。
オルティン・ドー
モンゴルの長唱。一音節を極めて長く伸ばす儀礼的歌曲。
オールドタイム音楽
アパラチア山脈を中心に20世紀初頭まで広く演奏された、フィドルとバンジョーが牽引する米国の前ブルーグラス民俗弦楽合奏伝統。
カドンゴ・カム
ウガンダ・ブガンダ系民族で1960年代に成立した、アコースティックギター一本(「カドンゴ・カム」=小さなギターひとつ)で長尺の物語と社会批評を歌う叙事歌謡。
カビル音楽
アルジェリア北部カビル地方のアマジグ系カビル人による独自言語タカビリト・カビル語の歌で、政治・郷愁・抒情を高度な詩で歌う。
カンツォーネ・ナポレターナ
ナポリの抒情歌謡伝統。
カンテ・アレンテジャーノ
ポルトガル南部の無伴奏男声合唱。
カントゥ・ア・テノーレ
サルデーニャの男声4部即興多声合唱。
カージリー
雨季を主題とする北インドの準古典・民謡的歌曲。
カーフィー
パンジャーブ・シンドのスーフィー民間歌謡。
カールベリヤ
ラージャスターンの蛇遣い民族カールベリヤの歌と踊り。
ガイダ音楽
ブルガリア・バルカンのバグパイプ音楽。
ガルバ・ダンディヤ
グジャラート州の女神祭ナヴラトリで踊られる円舞・棒舞。
ギッダー
パンジャーブ州の女性集団民俗舞踊歌。
クアンホー
ベトナム北部紅河デルタ地方の伝統音楽で、男女の歌唱グループが交互に歌詞を交わす対唱形式。ユネスコ無形文化遺産。
クラパ
クロアチア・ダルマチアの男声多声合唱。
クリンタン
フィリピン南部・ミンダナオ島のムスリム系民族が奏でる青銅製鍋琴アンサンブル。東南アジア最古の金属打楽器文化のひとつ。
クルド民俗音楽(デンゲベジ)
国家を持たないクルド民族(イラン・イラク・トルコ・シリア)の民俗音楽群で、特に無伴奏吟遊歌デンゲベジが象徴的存在。
クレタ・リラ音楽
クレタ島の3弦擦弦楽器Lyra中心の音楽。
クロンチョン
インドネシアのポルトガル系を起源とする弦楽ポピュラー音楽。
クンディマン
フィリピンのタガログ語による愛と祖国を歌う芸術歌曲。
ケチャ
バリ島の100人以上の男声合唱とラーマヤーナを演じる声楽舞踊。
ケベック・フォーク
カナダ・ケベック州のフランス系住民コミュニティで保持される、フィドル・足踏み・口述音楽が中核の民俗音楽。
ケルズ・ダント
ウェールズのハープ伴奏即興詩唱。
コサック歌
ドン・クバン・ザポリージャ・コサックの歌唱伝統。
ゴーラレ音楽
ポーランド・タトラ山地高地民の音楽。
サイディ音楽
上エジプト(サイード)農民社会の祝祭音楽で、ミズマール(オーボエ系笛)とタブラの強烈な野外音響が特徴。
サモア音楽
サモアの合唱・舞踊歌。教会合唱と伝統が融合する。
サルダーナ
カタルーニャの円舞音楽。
サレジー
マダガスカル北西部サカラヴァ族の儀礼音楽から発展した、6/8ベースの高速複合リズムを核とした島の代表的ダンス音楽。
ザジャル(レバノン)
レバノン山岳地帯で発達した即興口承詩歌で、複数の詩人が観衆の前で韻を踏みながら掛け合いを行う対話芸。
シェルパ民謡
ネパール・ヒマラヤ高地に住むシェルパ族が伝える民謡と踊り歌で、結婚式や祭礼に演奏される。
シナウィ
韓国の巫俗音楽起源、即興的合奏形式。
シャアビー(エジプト)
1970年代カイロ庶民街区で生まれた、社会批評と諧謔を含む下町歌謡で、後のマハラガナートの直接の母体。
シンド民謡
パキスタン・シンド州の砂漠と河川地帯の民謡。
シー・シャンティ
帆船時代の船員労働歌。
ジャイポンガン
1970年代のスンダで生まれた、現代化された伝統舞踊音楽。
ジュジュ音楽
ナイジェリア南西部ヨルバ社会で1920年代に成立し、戦後にバンド規模で発展したパームワイン酒場由来のダンス音楽。
ジョージア多声合唱
ジョージアの3声多声合唱伝統。
スウェーデン・ポルスカ
スウェーデン伝統の3/4拍子舞踏曲で、ヴァイオリンやニッケルハルパで演奏される民族舞踊の音楽。
スコティッシュ・トラッド
スコットランドのフィドル・パイプ伝統音楽。
スチールパン音楽
1930~40年代トリニダードで、廃油ドラム缶を音律楽器に転用して生まれた、カリブ独自の打楽器オーケストラ伝統。
スラックキー・ギター
ハワイ独自のオープンチューニング・フィンガーピッキング・ギター。
スーダン民俗歌謡(アガーニー・アル=バナート)
ナイル・ヌビア・アラブ・サヘルが交錯するスーダンの結婚式・社会儀礼の歌で、特に女性が担う「娘たちの歌」が象徴的存在。
センバ
ブラジル・サンバの祖先とされるアンゴラの伝統舞踊音楽で、独立後の都市ルアンダで電化されたバンド・ジャンルでもある。
セヴダリンカ
ボスニアの抒情歌謡伝統。
ソーラン節
北海道ニシン漁の労働歌として19世紀中盤に生まれた民謡で、現在は学校行事や地域祭典の象徴的な歌。
タヒチ音楽
フランス領ポリネシアのタヒチ島で発達した、踊りと太鼓の音楽。
タランテッラ
南イタリアの急速6/8舞踏曲。
タンムリアータ
カンパニア地方の大型タンバリン舞踏。
ターラブ
ザンジバル発祥の、アラブ古典音楽とインド洋交易が融合したスワヒリ語の感情詩を歌う合奏歌曲。
ダブケ
レヴァント(レバノン・シリア・パレスチナ・ヨルダン)の輪舞を伴う祝祭音楽で、足で大地を踏み鳴らして連帯を示す。
チェコ伝統音楽
ボヘミア・モラヴィアの民俗音楽。
チガーニ・ゼネ
ハンガリーのロマ楽団演奏様式。
チベット民謡
チベット高原の労働・祝祭・恋愛を歌う民謡群。
チムレンガ音楽
ジンバブエ独立闘争(第二次チムレンガ戦争)の中で、トーマス・マプフモらがショナ系ンビラ伝統をエレキギターに翻訳して生み出した解放音楽。
チャイティー・ホーリー
北インドの春季を主題とする準古典歌曲群。
チャストゥーシュカ
ロシアの諧謔的短詩歌。
チャマメ
アルゼンチン北東部コリエンテス州・パラグアイ・ブラジル南部の三国境地帯で生まれた、グアラニー先住民・スペイン系・東欧移民の混合舞踊歌。
チャールダーシュ
ハンガリーの2拍子加速舞踏曲。
デモティコ
ギリシャ各地の伝統民俗音楽。
トゥヴァ喉歌
ロシア連邦トゥヴァ共和国の喉歌伝統。モンゴルと近縁。
ドイナ
ルーマニアの自由拍即興抒情歌。
ドンダン・サヤン
マレーシア・マラッカ州のクリオール詩歌交歓伝統。
ヌビア音楽
ナイル川上流の古代ヌビア人(現エジプト・スーダン国境地帯)に伝わる、独特のヌビア語旋律と五音音階を保持する民族音楽。
ネパール民謡
ネパール各地の民族・地域多様な民謡群で、ニューワール、タマン、グルン、シェルパなど異なる民族が独自の音階・楽器・リズムを保持している。
ハカ
マオリの戦士的踊り歌。集団で力強く演じる詠唱舞踊。
ハット・ヴァン
ベトナムの母神信仰トランス儀礼で歌われる祭祀音楽。
ハリージー音楽
アラビア湾岸諸国(クウェート・バーレーン・サウジ東部・カタール・UAE)の海洋都市文化に育った、ペルシア・アフリカ・アラブが交差する独自の音楽群。
ハワイアン・ファルセット
ハワイ独特の高音裏声歌唱。男性歌手の伝統。
ハーディングフェレ・スロット
ノルウェーの共鳴弦付フィドルによる舞踏曲。
バイアォン
ブラジル北東部セルタオン(乾燥内陸)の農民音楽が、ルイス・ゴンザーガによって1940年代に都市化されたフォロー(フォホー)系ジャンルの中核。
バイラ
スリランカの民俗ポップ。ポルトガル系を起源に持つ陽気な踊り歌。
バティアリ
ベンガル河川地帯の船頭が歌う、長く流れるような舟歌。
バルカンブラス
バルカン半島(セルビア・マケドニアなど)の祝祭で発達したブラスバンド音楽。
バンダ・シナロエンセ
メキシコ北西部シナロア州の吹奏楽団形式で、トロンボーン・トランペット・スーザフォンを擁する大編成のバンダ音楽。
バンブーコ
コロンビア・アンデス山脈中部の国民舞踊で、ティプレ・ギターラ・バンドラ三重奏が奏でる抒情的6/8拍子の歌曲。
パギェッラ
コルシカ島の男声3部多声合唱。
ビクトゥシ
カメルーン中央部ベティ系民族の伝統舞踊から発展した、6/8リズムを軸にしたエレキギター中心の高速ダンス音楽。
ピッツィカ
プーリア・サレント地方のタランテッラ変種。
ピーブロック
スコットランド・ハイランドのバグパイプ音楽の最高峰で、複雑な変奏構造を持つ大曲形式。戦士や悼みの感情を表現する。
フェスト・ノーズ
ブルターニュの夜の集団舞踏祭。
フォーク
口承伝統に根ざした音楽および、20世紀の米国でその様式を採用したシンガーソングライター音楽。
フジ
ヨルバ・ムスリム社会のラマダン早朝歌ウェレから1960~70年代に発展した、太鼓中心の即興濃厚なナイジェリア大衆音楽。
フナナ
カーボベルデ・サンチャゴ島の農村で生まれ、独立後に解禁・電化された、アコーディオンと鉄棒で駆動するアフロ・カリブ的なダンス音楽。
ブィリーナ
ロシアの口承叙事詩唱。
ブルガリア女声合唱
ブルガリアの不協和的女声多声合唱。
プンムル
韓国の農村集団打楽器・舞踊芸能。
ホタ
スペイン全土の3拍子舞踏歌。
ホーミー
モンゴルの喉歌。一人で同時に複数の音を出す倍音歌唱。
ポルカ
ボヘミア起源の急速2拍子舞踏。
ポワダー
マハーラーシュトラ州の英雄叙事詩を歌う民間芸能。
ポーランド・マズルカ(民俗)
ポーランド中央部の民俗3拍子舞踊で、マズルカのリズムと文化的背景。
マオリ・ワイアタ
ニュージーランド先住民マオリの歌の伝統。
マラベンタ
1950年代モザンビーク・マプトの郊外で生まれた、廉価ギターと太鼓を中心とした底抜けに踊れる都市音楽。
マリネラ
ペルー国民舞踊で、アフリカ系・先住民・スペイン系のリズムが融合した、ハンカチを振って踊る求愛舞踊。
マリンバ・グアテマルテカ
グアテマラ国民楽器マリンバ(木琴)を中心とした、先住民マヤ系・スペイン系・アフロ系が交差する古典・大衆ジャンル。
マンデ・グリオ伝統
西アフリカ・マンデ系社会で千年以上受け継がれる世襲口承詩人ジェリ(グリオ)による系譜・歴史叙述音楽。
ムニェイラ
ガリシアの6/8拍子舞踏音楽。
ムバカンガ
アパルトヘイト下の南アフリカ・タウンシップで1960年代に成立した、ズールー系の合唱とジャズ・ベースが交わる電化ダンス音楽。
メズーエド
チュニジアのバグパイプ「メズーエド」を主役にした、農村起源の民衆ダンス音楽。
メレ
ハワイ先住民の詠唱伝統。神々と土地と祖先を歌う神聖な歌。
メント
20世紀前半ジャマイカで成立した、アコースティック編成の田舎的アフロ・カリブ歌謡で、レゲエに先立つジャマイカ・ポピュラー音楽の祖。
モルナ
カーボベルデの郷愁的な歌曲で、奴隷貿易の集積港の歴史を背負い、移民とソダーデ(郷愁)を歌う国民的ジャンル。
モロッコ・シャアビ
「人民の」を意味するシャアビは、モロッコの市場・結婚式・路上で歌われる都市民衆音楽の総称で、アラビア方言ダリージャの口語詩と即興演奏が中心をなす。
モーリタニア・イガウィン
モーリタニアのムーア人社会に伝わる世襲音楽家階級イガウィンが担う、アラブ・ベルベル・サヘルが融合した宮廷音楽。
ヨイク
サーミ民族の伝統的歌唱。
ラカラカ
トンガ王国の国民的舞踊歌で、男女が交互に舞台に立ち、見事に統一された動きと多層的なコーラス・ハーモニーを展開する。
ラージャスターン民謡
ラージャスターン砂漠地帯のマンガニヤール・ランガが伝える民謡。
ラーヴァニー
マハーラーシュトラ州の力強い女性舞踊歌で、打楽器ダフとともに演じる官能的・批評的な歌詞と激しいステップが特徴。
リームル
アイスランドの叙事詩朗唱。
ルーノ歌唱
カレワラ詩律のフィンランド古詩歌唱。
レベティコ
20世紀前半のギリシャで都市の下層民の中から成立した歌謡。
ロマ音楽
ヨーロッパ全域のロマ民族の音楽伝統。
ロンダリャ
フィリピンの民族音楽で、スペイン植民地時代に導入されたマンドリン族やルート系の小型撥弦楽器を編成したアンサンブル。
ワスル
マリ南部ワスル地方の女性歌手たちが牽引する、狩人歌と憑依儀礼に由来するモダンな民族音楽。
ヴェルブンコシュ
ハンガリー徴兵舞踏音楽。
二人転
中国東北地方の、男女二人による歌唱・話芸・舞踊総合芸能。
嗩吶吹打楽
嗩吶(チャルメラ)を中心とする中国の祝祭・葬礼吹奏楽。
奄美島唄
鹿児島県奄美群島に伝わる民謡。裏声(ファルセット)を多用した高音の歌唱と、三線の刻みが特徴。本土の民謡とも沖縄音楽とも異なる、奄美固有の音世界を持つ。
客家山歌
中国南部・台湾に広がる客家民系の山歌。
小唄
幕末期(1850年代)に成立した日本の小型三味線歌曲で、爪弾き奏法を特徴とする極小形式の古典邦楽。
山歌
中国山岳・農村地域で歌われる労働・恋愛の即興歌。
民謡
日本各地で歌い継がれてきた地域固有の伝統的民衆歌謡。
津軽三味線
青森津軽地方発祥の太棹三味線による激しい器楽芸能。
津軽民謡
青森県津軽地方の力強く即興性の高い民謡群。
浪花節
三味線伴奏で物語を語る、近代日本の語り物芸能。
琉球民謡
沖縄本島・先島諸島の伝統的民謡。三線と独特の音階を持つ。
琵琶楽
琵琶を伴奏に物語を語る日本の語り物音楽の総称。
端唄
江戸後期に成立した、短く軽妙な三味線歌曲。
苗族音楽
中国南部・東南アジアの苗族(モン族)が継承する歌と笙の音楽。
長唄
歌舞伎舞踊の伴奏として発展した三味線音楽の代表的様式。
阿波踊り
徳島の盆踊り。二拍子の囃子に乗せた群舞。
韓国民謡
韓国各地の伝統的民衆歌謡。地域別に音階・節が異なる。
馬頭琴
モンゴル民族楽器の二弦擦弦楽器。馬の頭の彫刻を特徴とする。
