アイヌ音楽
北海道・千島・樺太の先住民族アイヌの伝統音楽。
まずはここから
ひとことで言うと北海道・千島・樺太の先住民族アイヌの伝統音楽。
まずはこの曲からOKI DUB AINU BAND — イヨマンテの火祭り
代表的な人OKI DUB AINU BAND
どんな音か
聴きどころ
伝統楽器の音色と、それがどう現代的な音響と融合するか。歌詞のアイヌ語のイントネーション。ドラムやシンセサイザーとのリズムの関係。イヨマンテ(熊の送り出し儀式)という儀式の文脈が、音にいかに反映しているか。
初めて聴くなら
『イヨマンテの火祭り』OKI DUB AINU BAND(2003年)。このグループはアイヌ文化と現代音楽の融合を図ったパイオニアで、この曲は伝統と現代性が等しくバランスしている。イヨマンテの儀式的背景を学んだ上で聴くと、音の深さがより伝わる。
代表アーティスト
- OKI DUB AINU BAND
代表曲
- OKI DUB AINU BAND — イヨマンテの火祭り (2003)
生まれた背景
アイヌは北海道・千島・樺太の先住民で、独立した文化体系を保ちながら、主に日本国家による統治下に置かれてきた。アイヌ音楽は儀式、恋愛、労働など生活全般に根ざしていたが、明治時代からの『同化政策』により、一度は断絶の危機に直面した。
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戦後、特に1980年代以降のアイヌ民族運動の高まりのなかで、伝統音楽の復興と再解釈が進められた。
音楽的特徴の詳細
楽器トンコリ(五弦琴)、ムックリ(口琴)、声
リズム輪唱(リムセ)、口承叙事詩の節、ムックリの口形変化による倍音
発展
20世紀の同化政策で危機に瀕したが、知里幸恵『アイヌ神謡集』(1923年)、金田一京助らの記録、戦後の萱野茂らの保存活動を経て継承された。1990年代以降はOKI(オキ)らによるトンコリの現代音楽化が国際的注目を集めた。
出来事
- 1923年: 知里幸恵『アイヌ神謡集』刊行。
- 1997年: アイヌ文化振興法成立。
- 2003年: OKI Dub Ainu Bandデビュー。
- 2008年: アイヌ民族を先住民族とする国会決議。
- 2020年: ウポポイ(民族共生象徴空間)開業。
派生・影響
現代音楽の素材として用いられ、世界の先住民族音楽連帯運動の中で位置づけられる。OKIのCDレーベル「Tonkori Records」など。
日本との関係
豆知識
イヨマンテは熊を神として送り出す儀式で、アイヌ文化の中でも最も重要な儀式の一つ。この儀式は昭和時代には途絶しかけたが、文化復興運動のなかで部分的に再現されるようになった。
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OKI DUB AINU BANDのオキは現代的なアプローチで、従来のアイヌ音楽愛好家からの評価は分かれている。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
アイヌ音楽が好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
