サレジー
マダガスカル北西部サカラヴァ族の儀礼音楽から発展した、6/8ベースの高速複合リズムを核とした島の代表的ダンス音楽。
どんな音か
サレジーは、マダガスカル北西部から広がった高速のダンス音楽。6/8系の複合リズムが細かく弾み、ギター、アコーディオン、打楽器、コーラスが明るく絡む。曲は軽快だが、リズムの層はかなり複雑で、腰と足を同時に動かすような推進力がある。Jaojobyはこの音楽を国際的に知らしめた代表的人物である。
生まれた背景
聴きどころ
拍をまっすぐ数えようとすると迷いやすいので、大きな揺れに身体を預ける。ギターの細かい刻み、ベースの跳ね、コーラスの返しが、それぞれ違う角度から同じ踊りを支える。テンポは速いが音色は明るく、重く押すより軽く回転する感覚がある。ライブ映像を見ると、リズムの意味が一気に分かりやすくなる。
発展
1960~70年代にジョスマン・ピヴェールがエレキ化を進め、1990年代エウセブ・ジャオロが国際フェスに登場。2000年代以降ジャジロ、レジ・グベール、マダム・サラ・ンディアらが世代を更新。コンゴ系ルンバや東アフリカ・ベンガとの交差も進んだ。
出来事
- 1960s: ジョスマン・ピヴェール電化
- 1992: エウセブ・ジャオロ仏ツアー
- 2010: ジャジロ国際フェス進出
- 2018: ユネスコ無形文化遺産候補リスト
派生・影響
ツァピカ、ヒラ・ガシ、ベンガ、ルンバ・コンゴレーズと交差。
音楽的特徴
楽器アコーディオン、エレキギター、ベース、カイアンバ、ジェンベ、声
リズム高速6/8、3対2の複合、コール&レスポンス
代表アーティスト
- Jaojoby
代表曲
- E! Tiako — Jaojoby (1993)
- Velono — Jaojoby (2005)
Salegy Be — Jaojoby (1990)
Tay Karam — Jaojoby (2000)
Salegy Power — Jaojoby (2010)
