タランテッラ
南イタリアの急速6/8舞踏曲。
どんな音か
快活な 6/8 拍子が特徴で、テンポは毎分 140 を超えることもある。主要楽器はギター、マンドリン、ときどきアコーディオン、小太鼓。各楽器が複雑に絡み、特に弦楽器の速いピッキングが躍動感を生む。ボーカルが加わることもあるが、器楽が中心。メロディはシンプルながらも、装飾音の速さによって複雑に聞こえる。踊りと一体で、男女がペアで踊ることが標準。音質はライブパフォーマンスの興奮を優先。
聴きどころ
6/8 拍子のリズムの快活さ。複数の弦楽器が作る複雑さ。各楽器の役割分担。装飾音の速さと正確性。踊り心をくすぐるテンポ感。地域バリエーション(ナポリ、シチリア)。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Eugenio Bennato
- Nuova Compagnia di Canto Popolare
代表曲
- Tarantella Napoletana (1880)
- Eugenio Bennato — Brigante se More (1979)
生まれた背景
タランテッラは南イタリア(ナポリ、シチリア地域)の民族舞踏で、その名前は『タランチュラ(蜘蛛)』に由来するという説が有力。「タランチュラに刺された人が、その毒を汗によって追い出すために踊る」という民間伝説から来ているとされるが、それが事実か民話かは不確かである。
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少なくとも 15 世紀から文献に記録されており、ルネッサンス期にはヨーロッパ全域で知られていた。
音楽的特徴の詳細
楽器タンブレッロ、マンドリン、アコーディオン、声
リズム急速6/8、加速進行
発展
20世紀後半に民族学者Ernesto De Martinoが研究で再注目。1970年代以降Eugenio Bennatoらにより都市的フォーク復興が起きた。La Notte della Tarantaが大規模音楽祭として定着。
出来事
- 1959: De Martino『La terra del rimorso』
- 1998: La Notte della Taranta初開催
- 1976: Eugenio Bennatoフォーク復興
派生・影響
Pizzica、Tammurriata、Saltarelloなど地域変種を派生。
日本との関係
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
タランテッラが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
