シナウィ
韓国の巫俗音楽起源、即興的合奏形式。
まずはここから
ひとことで言うと韓国の巫俗音楽起源、即興的合奏形式。
まずはこの曲から池瑛熙 — シナウィ・京畿
代表的な人池瑛熙
どんな音か
シナウィは複数の楽器奏者が、強固なリズム・サイクル(장단・jangdan)の上で、ほぼ自由に即興演奏する形式。主要な楽器は太鼓(북・buk)、長鼓(장구・janggu)、ピリ(笛)、チョゴク(竹笛)など。各奏者の旋律が独立しながらも、底流のリズム・サイクルで統一される。全体の音響は混沌としているように聞こえるが、その中には厳密な構造が存在する。テンポは徐々に加速していき、終盤には非常に興奮的な状態に到達する。
聴きどころ
강단(장단・jangdan)のリズム・パターンを最初に確認すること。一度その脈動が身体に入ると、その上での各楽器の即興が聴き取りやすくなる。テンポ加速のプロセスで、楽器たちがどのように相互作用するかを追跡すること。まるで集団昏睡状態に入っていくような、精神的な変化を音で感じ取る。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- 池瑛熙
代表曲
- 池瑛熙 — シナウィ・京畿 (1973)
生まれた背景
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20世紀には、この形式が世俗化され、芸能としても演奏されるようになった。巫俗の衰退とともに、シナウィは文화유산(文化遺産)として国가적으로 보호되기 시작했다(国家的に保護されるようになった)。
音楽的特徴の詳細
楽器テグム、ピリ、ヘグム、カヤグム、アジェン、チャング
リズム巫俗長短に基づく即興合奏、対話的旋律展開、シャーマン儀式起源
発展
20世紀後半、池瑛熙(チ・ヨンヒ)らがシナウィを舞台演奏のレパートリーとして確立し、現代国楽創作に取り入れられた。サンジョの直接の母体として、韓国伝統器楽の即興性を支える基盤となっている。
出来事
- 南部巫儀礼での起源。
- 20世紀前半: 職業音楽家への伝授。
- 1973年: 池瑛熙シナウィ舞台化。
- 1980年代: 現代創作国楽に導入。
- 1990年代: 国立国楽院がレパートリー化。
派生・影響
サンジョの即興様式、現代韓国国楽の即興フリーセッション、海外でのコリアン・ジャズ的合奏の素材となる。
日本との関係
豆知識
シナウィの即興は、一見自由に見えるが、実は厳格な『rules of engagement(関与のルール)』に基づいている。各楽器奏者は、修行を通じて、このルールを身体に染み込ませる。
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つまり、シナウィは、『西洋的なルールなき自由』とは異なる、『非西洋的な制約された自由』の体現である。この差異は、音楽哲学の重要な議論の対象になっている。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
シナウィが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
