Discover Sounds You Haven't Heard
知らない音楽が、まだある。
世界には、あなたがまだ聴いたことのない音楽ジャンルが何百もある。 地域・年代・影響関係から、次に聴くべき一曲を引き出す音楽百科。
今週の発見
マリアッチと「泣ける男」の発明
揃いの黒い衣装に幅広の帽子、金管の咆哮をバックに、酒と失恋を高らかに歌い上げる男——世界が思い浮かべる「メキシコらしさ」は、実はそう古いものではない。その像は、20世紀半ばの映画館の暗がりで作られた。
きょうの3ジャンル
2026年10月8日(木)
毎日0時に3つのジャンルが更新されます。代表曲を再生しながら、気になったら詳細へどうぞ。
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知っているジャンルから旅をする
馴染みのあるジャンルから影響関係を辿ると、まだ聴いたことがないジャンルにたどり着く。
J-POP から枝を辿ると
タイのアイドル系・新世代ポップ。PURPEECH、4EVE、BUSなどが代表。K-popフォーマットを土着化させた。
ロックから枝を辿ると
1960年代以降、Ewan MacCollからSilly Wizard、Battlefield Band、Boys of the Loughへ至るスコットランドの舞台化フォーク世代。
ヒップホップから枝を辿ると
2010年代中盤のダッカで爆発した、ベンガル語ラップ。Rana Mrittika・Skib Khan・Tabib Mahmud らが牽引。
ジャズから枝を辿ると
1930-40年代の上海で、米ジャズと中国民謡が交差して生まれた、周璇・李香蘭の時代の中国語ポップ。
記事
2026.10.04
マリアッチと「泣ける男」の発明
揃いの黒い衣装に幅広の帽子、金管の咆哮をバックに、酒と失恋を高らかに歌い上げる男——世界が思い浮かべる「メキシコらしさ」は、実はそう古いものではない。その像は、20世紀半ばの映画館の暗がりで作られた。
2026.09.27
ソウル、ファンク、ディスコ — アメリカの三位一体
Otis Redding、James Brown、Donna Summer。3人の名前で20世紀後半のダンス音楽の半分は説明できる。残りの半分は、新しいジャンルが訪れるたび、それを受け止める用意のあったレーベルとプロデューサーのものだ。スタックス、モータウン、アトランティック——相容れない三つの答えから始まった系譜は、最後に一本のベースラインでディスコとヒップホップを結ぶ。
2026.09.20
世代を超える「アンビエント」
「アンビエント」という言葉はこの45年、ほとんど何でも指してきた。ただ一つ、首尾一貫した音楽の作法そのものだけは、指してこなかった。その曖昧さこそが、この記事の主題である。
2026.09.13
ナイトクラブは音楽を発明しなかった
クラブは曲を作らない。だが、ある種の音楽が生まれて育つ場所を用意し、外の世界がその意味を聞き取れるようになるまで守り抜く。
2026.09.06
曲のかたちを決めてきたのは機械だった——録音技術と20世紀の音楽
曲の長さも、歌い方も、アルバムという形式そのものも——作曲家がペンを取る前に、再生技術が決めていた。
2026.08.30
キューバ音楽はいかにしてアメリカのジャズを乗っ取ったか
1940年代ニューヨークの一夜。キューバ人トランペット奏者が、合衆国より古いリズムをビバップの開拓者の手に握らせた。ジャズは二度とそれを手放さなかった。
国別トレンド
いま50カ国で何が聴かれているか、現地チャートをスナップショットに。
- 日本世界2位の市場、なのにほぼ国産だけで回る
- アメリカ合衆国カントリーが逆襲、ラテンも台頭
- イギリスAdele以降の新世代女性歌手とラップが、そろってチャート頂点へ
- 韓国世界を制したK-popの足元で、自国チャートは旧譜とバラードに回帰する
- ブラジル国民的サウンドはセルタネージョとファンキ・ブラジレイロの二強
- ナイジェリアアフロビーツの本場、いまや世界のチャートへ
音楽の聖地
北米
ブルース、ジャズ、ヒップホップ、ロック。20世紀のポピュラー音楽の文法はここで書かれた。
129ジャンル
カリブ海
レゲエ、ダンスホール、レゲトン、サルサ。1拍を世界に輸出した小さな島々。
27ジャンル
西アフリカ
アフロビート、アフロビーツ、ハイライフ。世界音楽のリズムの母。
21ジャンル
東アジア
K-Pop、J-Pop、ボーカロイド。21世紀のグローバル・ポップの製造拠点。
104ジャンル
南米
ボサノヴァ、サンバ、タンゴ、レゲトン。憂いと官能を同時に持つ大陸。
44ジャンル
西ヨーロッパ
クラシック、テクノ、ポストパンク。歴史と未来の両端を持つ古い大陸。
109ジャンル
年表で見る
Hear the beat
リズムを聴く
ジャンルごとに特徴的なドラムパターンを、シンセ音で再生して譜面で確かめられる。 四つ打ち、ブーンバップ、クラーベ、ワンドロップ——リズムを鳴らして、ジャンルの骨格を体感してください。
