バングラ
パンジャブ地方の収穫祭の民俗ダンス音楽。1980年代以降は英国でポップ化された。
どんな音か
インド・パキスタンのパンジャブ地方の収穫祭の踊り音楽。BPM 130〜150。ドール(両面太鼓を肩にかけ両手で叩く)、トゥンビ(1弦の高音楽器)、アルゴーザ(ペアの縦笛)、シンセ・ベース、ドラムマシン。歌は男性中心、力強い高音シャウトと「Balle Balle!(やったー!)」のような掛け声。歌詞はパンジャブ語、テーマは収穫、結婚、若者の元気、移民の郷愁。リズムは特徴的な「8拍子の中で4-2-2に分割するチャールタール」が骨格。
生まれた背景
数百年前からインド・パキスタンのパンジャブ地方の農村で4月の収穫祭(Vaisakhi)の踊りとして演じられてきた。1970〜80年代のイギリスバーミンガム・サウスオール周辺で、パンジャブ系移民第2世代(Alaap、Heera、Premi、Apna Sangeet)が伝統ドールにシンセサイザーとドラムマシンを加えた「ブリティッシュ・バングラ」を確立。1990年代にBally Sagoo、Apache インドnがイギリスチャートに進出。2000年代以降はPanjabi MC、Diljit Dosanjh、AP Dhillon、Karan Aujlaが世界的に成功。北米のパンジャブ系コミュニティでも独自に発展している。
聴きどころ
ドール(両面太鼓)の「ドゥッ・タッ・ドゥッ・タッ」と片面ずつ叩くパターン。トゥンビ(高音1弦楽器)の「ピンピンピン」というリフ。サビでの全員大合唱と「Balle Balle!」「Hoye Hoye!」の掛け声。ダンスでは肩を上下に動かし、両腕を上に伸ばすのが基本ポーズ。
音楽的特徴
楽器ドール(両面太鼓)、トゥンビー、声
代表アーティスト
- Gurdas Maan
- Panjabi MC
- Daler Mehndi
代表曲
- Apna Punjab Hove — Gurdas Maan (1995)
- Mundian To Bach Ke — Panjabi MC (1998)
- Tunak Tunak Tun — Daler Mehndi (1998)
- Dama Dam Mast Qalandar (bhangra) — Daler Mehndi (1995)
Punjabian Di Shaan — Gurdas Maan (2014)
日本との関係
初めて聴くなら
クロスオーバー入門なら、Panjabi MC『Mundian To Bach Ke (Beware of the Boys)』(2002、Jay-Z版2003)。伝統寄りなら、Daler Mehndi『Bolo Tara Rara』(1995)。最近のものなら、Diljit Dosanjh『G.O.A.T.』(2020)、AP Dhillon『Brown Munde』(2020)。
