バングラ
パンジャブ地方の収穫祭の民俗ダンス音楽。1980年代以降は英国でポップ化された。
まずはここから
ひとことで言うとパンジャブ地方の収穫祭の民俗ダンス音楽。1980年代以降は英国でポップ化された。
まずはこの曲からGurdas Maan — Apna Punjab Hove ▶ YouTube
代表的な人Gurdas Maan
どんな音か
春の収穫祭で踊られていた村の音楽が、いまやロンドンやトロントのクラブを揺らしている。この音楽はインド・パキスタンのパンジャブ地方に生まれ、その心臓部で鳴るのが、肩からさげて2本のバチで叩く両面太鼓ドールだ。太い側のバチ(ダガ)で低音面を、細い側(ティリ)で高音面を叩き分ける。現代の音源では、これに1弦の高音楽器トゥンビ、2本一組の縦笛アルゴーザ、そしてシンセベースやドラムマシンが重なる。テンポはおおむね100〜140 BPM前後と速く、現代のダンス系はさらに駆け足になる。歌うのは主に男性で、力強い高音のシャウトと合いの手が飛ぶ。歌詞はパンジャブ語で、収穫や結婚、若者の高揚、移民の郷愁をうたう。リズムの骨格をなすのは「チャール(chaal)」と呼ばれる4拍子(4/4)の8つの刻みからなる反復パターンだ。体が勝手に上下に跳ねるあのグルーヴは、ここから生まれる。
このジャンルを特徴づける代表的なリズムパターン。再生ボタンでループ再生し、下のリズム譜で今どの拍が鳴っているかを確認できます。
聴きどころ
ドールは低音側と高音側を叩き分け、「ドゥッ・タッ・ドゥッ・タッ」と交互に鳴る。トゥンビ(高音の1弦楽器)の「ピンピンピン」というリフ。サビでの全員大合唱と「Balle Balle!」「Hoye Hoye!」の掛け声。ダンスでは肩を上下に動かし、両腕を上に伸ばすのが基本ポーズだ。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Gurdas Maan
- Panjabi MC
- Daler Mehndi
代表曲
- Gurdas Maan — Apna Punjab Hove (1995)
- Daler Mehndi — Dama Dam Mast Qalandar (bhangra) (1995)
- Panjabi MC — Mundian To Bach Ke (1998)
もっと見る(あと1件)
- Daler Mehndi — Tunak Tunak Tun (1998)
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器ドール(両面太鼓)、トゥンビー、声
その後の代表曲
- Gurdas Maan — Punjabian Di Shaan (2014)
日本との関係
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
バングラが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
