記事
2026年5月17日
ジャージー・クラブの90秒文化
ニューアークから生まれた最短ダンスの全盛期
TikTok時代に最適化されたジャージー・クラブのBPMと曲長は、SoundCloud時代から準備されていた。
2026年5月10日
アフロビートからアフロビーツへの長い夜
Felaが残したもの、Wizkidが受け取らなかったもの
「アフロビート」(単数形、1968-) と「アフロビーツ」(複数形、2010s-) は別ジャンルだ。だが、Fela Kuti がいなければ、どちらもなかった。
2026年5月3日
テクノはなぜデトロイトで生まれたのか
Belleville Three と中産階級アフリカ系アメリカ人の夢
Juan Atkins、Derrick May、Kevin Saunderson — 1980年代のデトロイト郊外で出会った3人の高校生が、まだ存在しない未来を音にしたまでの話。
2026年4月26日
レゲエ → ダンスホール → レゲトンの50年
ジャマイカの1拍が、世界のチャートを征服するまで
1970年のレゲエ、1985年のダンスホール、1995年のレゲトン。50年に渡る一つのリズムの旅を辿る。
2026年4月19日
K-Popの第4世代と「コンセプト」の進化
NewJeans、IVE、LE SSERAFIM 以後のグローバル戦略
第4世代のK-Popに特徴があるとすれば、それは「コンセプト」を引用元として扱うようになったことだ。
2026年4月12日
ボーカロイドが拓いた「歌い手」文化
初音ミク後の15年で、誰が誰のために歌うのかが変わった
2007年の初音ミク発売以後、日本では「作曲する個人」と「歌う個人」が分離した。その間に育った文化が、現代のJポップを書き換えた。
2026年4月5日
ヴェイパーウェイヴはなぜ再発見されたのか
2011年のミームから、2020年代の批評対象へ
Macintosh Plus『Floral Shoppe』(2011) からほぼ10年、ヴェイパーウェイヴは「皮肉なネット美学」から「資本主義への現代の挽歌」へと意味を変えた。
2026年3月29日
アマピアノ — ヨハネスブルクから世界へ
南アフリカ郊外で生まれたピアノ・ハウスが、なぜ TikTok を席巻したか
「ピアノたち」というツワナ語の名を持つジャンルは、2020年のロックダウン期に予想外の形で世界に出ていった。
2026年3月22日
ハイパーポップ前史 — PC Music から100 gecs まで
10年間の「やりすぎ」が、なぜ2020年に主流になったのか
ハイパーポップという呼び名は、Spotify の編集者がつけた1つのプレイリスト名だった。だが、その美学は2013年のロンドンの小さなレーベルから始まっていた。
2026年3月15日
シカゴ・ドリルが世界を変えた4年間
Chief Keef、Young Chop、そしてシカゴ南部の冷たいビート
2012年の『I Don't Like』から、2018年のブルックリン・ドリルまで。たった4年で、ドリルは「シカゴの地元音楽」から「世界共通の言葉」になった。
2026年3月8日
ジャズの揺りかごとしてのニューオリンズ
クレオールの混血都市が生んだ20世紀最大の発明
ジャズはアメリカ南部のニューオリンズで生まれた、と教科書には書いてある。なぜ、その街だったのか? 19世紀の特殊な街の地図を、まずたどってみたい。
