イングリッシュ・フォーク・リバイバル
20世紀イングランドの伝統歌謡再興運動。
どんな音か
イングリッシュ・フォーク・リバイバルは、イングランドの伝統歌を収集し、歌い直し、ロックや現代のステージへ接続した流れ。Fairport Conventionではエレキギターと古いバラッドが結びつき、Steeleye Spanでは合唱とロックの力が民謡を明るく押し出す。
生まれた背景
聴きどころ
物語歌の歌詞と、旋律の古さを聴くとよい。殺人、恋愛、旅、労働の物語が淡々と歌われることも多い。ロック編成では、ドラムやエレキギターが入っても旋律の素朴さが残る。
発展
1950〜60年代にEwan MacCollを中心に第二次復興が興隆。Fairport ConventionやSteeleye Spanがロックと融合させた。21世紀もBellowheadら新世代が継承する。
出来事
- 1903: Cecil Sharpがサマセットで歌を採集
- 1932: English Folk Dance and Song Society設立
- 1965: Fairport Convention結成
- 1969: Liege & Lief発表
派生・影響
Folk Rock、Acid Folkの直接の母体。Progressive Folkにも影響。
音楽的特徴
楽器アコースティック・ギター、フィドル、コンサーティーナ、メロディオン
リズムバラッド調、モリス・ダンス舞踏、Wassail
代表アーティスト
- Ewan MacColl
- Fairport Convention
- Steeleye Span
代表曲
- Dirty Old Town — Ewan MacColl (1949)
- Gaudete — Steeleye Span (1972)
- All Around My Hat — Steeleye Span (1975)
- Matty Groves — Fairport Convention (1969)
- Tam Lin — Fairport Convention (1969)
日本との関係
初めて聴くなら
豆知識
Revivalは復興という意味だが、昔の歌をそのまま戻したわけではない。録音、クラブ、ロックバンドの耳を通して、伝統は何度も作り直された。Fairport Conventionのようなバンドは、電気楽器で古いバラッドを演奏することで、保存と更新を同時に行った。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- 古典英国田園楽派
