イングリッシュ・フォーク・リバイバル
20世紀イングランドの伝統歌謡再興運動。
どんな音か
イングリッシュ・フォーク・リバイバルは、イングランドの伝統歌を収集し、歌い直し、ロックや現代のステージへ接続した流れ。Fairport Conventionではエレキギターと古いバラッドが結びつき、Steeleye Spanでは合唱とロックの力が民謡を明るく押し出す。
聴きどころ
物語歌の歌詞と、旋律の古さを聴くとよい。殺人、恋愛、旅、労働の物語が淡々と歌われることも多い。ロック編成では、ドラムやエレキギターが入っても旋律の素朴さが残る。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Ewan MacColl
- Fairport Convention
- Steeleye Span
代表曲
- Ewan MacColl — Dirty Old Town (1949)
- Fairport Convention — Matty Groves (1969)
- Fairport Convention — Tam Lin (1969)
もっと見る(あと2件)
- Steeleye Span — Gaudete (1972)
- Steeleye Span — All Around My Hat (1975)
生まれた背景
音楽的特徴の詳細
楽器アコースティック・ギター、フィドル、コンサーティーナ、メロディオン
リズムバラッド調、モリス・ダンス舞踏、Wassail
発展
1950〜60年代にEwan MacCollを中心に第二次復興が興隆。Fairport ConventionやSteeleye Spanがロックと融合させた。21世紀もBellowheadら新世代が継承する。
出来事
- 1903: Cecil Sharpがサマセットで歌を採集
- 1932: English Folk Dance and Song Society設立
- 1965: Fairport Convention結成
- 1969: Liege & Lief発表
派生・影響
Folk Rock、Acid Folkの直接の母体。Progressive Folkにも影響。
日本との関係
豆知識
Revivalは復興という意味だが、昔の歌をそのまま戻したわけではない。録音、クラブ、ロックバンドの耳を通して、伝統は何度も作り直された。
続きを読む
Fairport Conventionのようなバンドは、電気楽器で古いバラッドを演奏することで、保存と更新を同時に行った。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
イングリッシュ・フォーク・リバイバルが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
