フォーク
口承伝統に根ざした音楽および、20世紀の米国でその様式を採用したシンガーソングライター音楽。
どんな音か
フォークは、口承の歌と、20世紀のシンガーソングライター文化の両方を含む広い言葉。アコースティックギター、バンジョー、ハーモニカ、素朴な声が中心になり、派手な編曲より歌詞と旋律が前に出る。Woody Guthrieの歌には移動する労働者の足音があり、Bob DylanやJoan Baezの曲では社会への問いかけが言葉の力で響く。
生まれた背景
聴きどころ
ギターのコードが簡単に聴こえても、歌詞の置き方と声の間を聴くと深い。サビで大きく盛り上げるより、同じ節を繰り返しながら言葉の意味が変わっていく曲が多い。ハーモニーが入る曲では、主旋律に寄り添う声が共同体の感覚を作る。
代表アーティスト
- Woody Guthrie
- Simon & Garfunkel
- Joan Baez
- Bob Dylan
- The Byrds
代表曲
- Blowin' in the Wind — Bob Dylan (1963)
- Diamonds & Rust — Joan Baez (1975)
- This Land Is Your Land — Woody Guthrie (1944)
- The Sound of Silence — Simon & Garfunkel (1964)
- The Times They Are a-Changin' — Bob Dylan (1964)
日本との関係
初めて聴くなら
プロテストソングの入口は「Blowin' in the Wind — Bob Dylan (1963)」。時代の空気を聴くなら「The Times They Are a-Changin' — Bob Dylan (1964)」。素朴な歌の原点として「This Land Is Your Land — Woody Guthrie (1944)」、美しいハーモニーなら「The Sound of Silence — Simon & Garfunkel (1964)」がよい。
豆知識
Folkは民衆のという意味を持つが、録音産業の中では伝統を再構成した都市の音楽にもなった。古い歌をそのまま保存するより、いまの言葉で歌い直す力がフォークの生命線になっている。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ジャズビバップ
- ブルース・カントリーブルーグラス
- 宗教・霊歌ブルーグラス・ゴスペル
- ヒップホップ・R&Bリズム・アンド・ブルース
- ジャズクールジャズ
- ポップポップ
- ジャズスウィング
- ブルース・カントリーザディコ
