ヨイク
サーミ民族の伝統的歌唱。
どんな音か
単一もしくは複数のボーカリストが、言葉ではなく、音声そのものを即興的に作り出す。メロディは自由で、装飾音が豊富。リズムは明確ではなく、呼吸と身体のリズムに従う。楽器は使われず、純粋に人間の声だけ。ヨイク奏者は、特定の人物、動物、風景、感情を音で表現し、聴き手がそれを解釈する。テンポは中速から遅く、何かを招くような、もしくは思い出すような雰囲気。
生まれた背景
聴きどころ
単一ボーカリストの即興性と、その表現の深さ。音声の微妙な変化が、何を表現しているか。リズムの自由さと、その中での統一感。サーミ文化的背景の理解。現代ヨイク奏者による解釈の違い。
発展
1970年代の先住民権利運動で復権。Mari Boineが1989年『Gula Gula』で国際的注目を集めた。2019年にユーロビジョンでKEiiNOがヨイクを取り入れ話題となった。
出来事
- 1727: 教会による禁制
- 1989: Mari Boine『Gula Gula』
- 2017: 映画『Sámi Blood』公開
- 2019: KEiiNOユーロビジョン6位
派生・影響
Sami Rap、Nordic Ambientへの影響。
音楽的特徴
楽器声(無伴奏が伝統)、ルーンドラム
リズム自由拍、ペンタトニック、循環反復
代表アーティスト
- Mari Boine
- Wimme Saari
代表曲
- Gula Gula — Mari Boine (1989)
Texas — Wimme Saari (1995)
