サルダーナ
カタルーニャの円舞音楽。
まずはここから
ひとことで言うとカタルーニャの円舞音楽。
まずはこの曲からPep Ventura — La Santa Espina
代表的な人Pep Ventura
どんな音か
サルダーナは円形の隊列で踊られる舞踊で、その音楽はテンポがはっきりしていて、リズムは一貫性が強い。木製の楽器が中心で、トランペット、トロンボーン、クラリネットなどの吹奏楽器が前面に出る。リズムは3/4または2/4の単純な拍子だが、各セクションの楽器が異なるリズムパターンを繰り返すため、全体では複雑な層構造が生まれる。音色は相当に響き渡り、街の広場での屋外演奏を想定した音量と明るさが確保されている。
聴きどころ
各楽器がどのようにリズムを分担しているかを聴き分けること。金管楽器の音量の中で、木管楽器の細かいメロディ・ラインがどのように生き残るかも注目。円形の隊列での踊りを想像しながら聴くと、音楽の空間性が理解できる。
初めて聴くなら
Pep Ventura『La Santa Espina』(1907年)。この歴史的な録音は、サルダーナの初期の形式を記録したもので、楽器の響きと音量の関係が明確に聴き取れる。日中、活動的な時間帯に聴くのが合っている。
代表アーティスト
- Pep Ventura
代表曲
- Pep Ventura — La Santa Espina (1907)
生まれた背景
サルダーナはカタルーニャの民族舞踊として、少なくとも19世紀には確立されていた。円形の隊列で踊られることは、カタルーニャ・コミュニティの一体性と平等性を象徴している。
音楽的特徴の詳細
楽器コブラ(ティブル、テナー、フルビオル等管楽器11)
リズム短部・長部の交替、6/8と2/4が交差する綿密な歩数構造
発展
1923年バルセロナ大聖堂前広場で恒例催事化。1976年民主化以降に大規模な国民的祭典へ。今日も日曜日のカタルーニャ各地広場で踊られる。
出来事
- 1850s: Pep VenturaがCobla編成確立
- 1923: バルセロナ大聖堂Sardana開始
- 1939: フランコ政権下で抑圧
- 2010: カタルーニャ国民舞踏指定
派生・影響
カタルーニャNova Cançóの民族的基盤。
日本との関係
豆知識
サルダーナの円形隊列は、カタルーニャ民族主義と深く結びついており、フランコ独裁時代には禁止されていた。民主化後、この踊りは『民族の自由と連帯の表現』として再び街に戻ってきた。
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現在、サルダーナは政治的な意味を超えて、単なる娯楽としても楽しまれているが、その歴史的背景は音楽の中に刻み込まれている。
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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