ソウル
1950年代後半〜60年代にアメリカで成立。GospelとR&B、Bluesを融合させた感情表現豊かな音楽。
まずはここから
ひとことで言うと1950年代後半〜60年代にアメリカで成立。GospelとR&B、Bluesを融合させた感情表現豊かな音楽。
まずはこの曲からSam Cooke — A Change Is Gonna Come ▶ YouTube
代表的な人Ray Charles
どんな音か
ソウルの核心は、教会で鍛えられた歌声を世俗の恋愛歌にそのまま持ち込んだことにある。ゴスペル由来の歌唱法——音を細かく揺らすコブシ、叫ぶようなシャウト——を、リズム&ブルース(R&B)のバンド演奏と結びつけた黒人ポピュラー音楽だ。一音節を複数の音で滑らせるメリスマも、ゴスペル譲りの特徴である。土台はエレキギター、ベース、ドラムにホーンセクション、オルガンとピアノ。テンポは、ゆったりしたバラード(1分間に70拍ほど)から、軽快なアップテンポ(130拍ほど)まで幅広い。多くの曲でバックコーラス(女性3人組が多い)が重要な役割を果たし、ボーカルとの掛け合いが曲の推進力になる。歌うのは恋と別れ、抗議と信仰、そして自己肯定だ。曲は長い独奏より、短く反復するホーンのキメと、ぴたりとはまったリズムの一体感を重んじる。録音では歌声を一番手前に置き、ベースとバスドラムが低く全体を支える。
聴きどころ
歌い手のメリスマ、サビでバックコーラスが入る瞬間、ホーンセクションのキメ。スティーヴィー・ワンダーやマーヴィン・ゲイのアルバムを通しで聴くと、社会的メッセージと音楽性の両立が分かる。スタックス系(メンフィス)はギターが鋭く前に出て、モータウン系(デトロイト)はベースとピアノが軽快、フィラデルフィア系はストリングスが厚い。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Ray Charles
- Sam Cooke
- James Brown
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- Aretha Franklin
- Otis Redding
- Marvin Gaye
- Stevie Wonder
- Sly and the Family Stone
- Emily King
- Michael Kiwanuka
- Leon Bridges
- Jorja Smith
代表曲
- Sam Cooke — A Change Is Gonna Come (1964)
- Otis Redding — Try a Little Tenderness (1966)
- Aretha Franklin — Respect (1967)
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- Otis Redding — (Sittin' On) The Dock of the Bay (1968)
- Marvin Gaye — What's Going On (1971)
生まれた背景
源流は1950年代後半に生まれ、1960年代前半に複数の都市で開花した。デトロイトのモータウン、メンフィスのスタックス、そしてニューヨークに本拠を置くアトランティックが三大拠点である。
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アトランティック所属のアレサ・フランクリンの代表作には、アラバマ州マッスル・ショールズの名門ミュージシャン(リズム隊)と録音されたものもある——セッションは現地のFAMEスタジオで始まり、その後ニューヨークでも続けられた。レイ・チャールズが、教会の歌い方を世俗の恋愛歌に持ち込んで扉を開いた。続くアレサ・フランクリンは声の爆発力でジャンルを決定づけ、マーヴィン・ゲイは恋愛中心だったソウルに社会問題を歌わせた。ソウルの「声」そのものも時代ごとに変わっていく。60年代前半はサム・クックの甘い洗練とジェイムス・ブラウンの激しいリズム、後半はオーティス・レディングの絞り出す熱唱、70年代はスティーヴィー・ワンダーの実験性とカーティス・メイフィールドの社会派、アル・グリーンの艶やかさが時代を体現した。やがて1970年代には、華やかなフィラデルフィアのフィリー・ソウルやディスコ、ファンクへと枝分かれし、1980年代以降のクワイエット・ストーム、ニュー・ジャック・スウィング、ネオ・ソウルへとつながった。
音楽的特徴の詳細
楽器声、ホーンセクション、エレキピアノ、ベース、ドラム
その後の代表曲
- Leon Bridges — Coming Home (2015)
- Emily King — Look at Me Now (2015)
- Jorja Smith — Blue Lights (2016)
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- Michael Kiwanuka — Cold Little Heart (2016)
日本との関係
豆知識
デトロイトのモータウンを支えた専属バンド「ファンク・ブラザーズ」のメンバーが演奏した全米1位曲の数は、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ローリング・ストーンズ、エルヴィスの全米1位曲をすべて足した数を上回るという。それでいて彼らは、1971年のマーヴィン・ゲイ『What's Going On』でLPに初めてクレジットされるまで、長く名前を伏せられたままだった。
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1960年代のアメリカ合衆国の人種隔離のなか、スタックスは黒人と白人の演奏家が同じスタジオで録音した数少ない場として知られる。 なお社名の由来も面白い。モータウンは創業者ベリー・ゴーディーが「Motor Town(モーター・タウン=デトロイト)」を縮めた造語。スタックス(Stax)は、創業者ジム・スチュワート(Stewart)と姉エステル・アクストン(Axton)の姓からSTとAXを取った造語だ(当初の社名はサテライトだったが、同名の別レーベルとの衝突を避けるため1961年にStaxへ改名した)。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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