ヒップホップ・R&B

リズム・アンド・ブルース

Rhythm and Blues

アメリカ合衆国 / 北米 · 1947年〜

1940年代に成立した、Bluesをダンス向けに発展させたアフリカ系米国人音楽。

どんな音か

リズム・アンド・ブルースは、ブルースをダンス向けに力強くしたアフリカ系アメリカ合衆国人音楽。シャッフルするドラム、ホーン、ピアノ、ゴスペル由来の声が組み合わさり、Ray Charlesでは教会の熱と世俗のグルーヴが同じ声に入る。

生まれた背景

1940年代後半、ジャンプブルースゴスペルジャズ、ブギウギの流れから生まれた。黒人向けレコード市場の呼称として使われ、やがてロックンロールソウルファンク、現代R&Bの源流になった。

聴きどころ

バックビートと声の掛け合いを聴くとよい。ピアノがリズムを転がし、ホーンが短く答え、歌手が少し遅れて言葉を置く。ブルースの哀しさが、踊れるリズムへ変わる瞬間が核心だ。

代表アーティスト

  • Ray Charlesアメリカ合衆国 · 1947年〜2004
  • Ruth Brownアメリカ合衆国 · 1949年〜2006
  • Sam Cookeアメリカ合衆国 · 1951年〜1964
  • Michael Jacksonアメリカ合衆国 · 1964年〜2009

代表曲

日本との関係

日本ではロックソウル歌謡曲J-POPの基礎として間接的に深く入っている。Ray CharlesやSam Cookeは洋楽ファンの定番で、日本の歌手にもゴスペル的な歌い方の手本になった。

初めて聴くなら

まず「What'd I Say — Ray Charles (1959)」。初期R&Bの女性歌手の勢いなら「Mama He Treats Your Daughter Mean — Ruth Brown (1953)」。ソウルへつながる甘さは「You Send Me — Sam Cooke (1957)」で聴ける。

豆知識

R&Bという言葉は時代で意味が変わる。1940〜50年代のR&Bと、現代のR&Bは音がかなり違うが、声の熱とリズムのしなりはつながっている。Billboardがrace recordsに代わる呼称として使った歴史もあり、音楽分類であると同時に、アメリカ合衆国の人種と産業の歴史を背負った言葉でもある。 ロックンロールが若者文化へ広がる前の熱源として聴くと、ピアノ、ホーン、声の掛け合いが後のポップ史を準備していたことが分かる。

影響・派生で結ばれたジャンル

リズム・アンド・ブルースを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

リズム・アンド・ブルース の系譜全体図(多段)を見る

同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

アメリカ合衆国 · 1947年前後 (±25年)

ジャンル一覧へ戻る