ミニマル・ミュージック
1960年代米国で興った、短いパターンの反復と漸進的変化を核とする音楽運動。
まずはここから
ひとことで言うと1960年代米国で興った、短いパターンの反復と漸進的変化を核とする音楽運動。
まずはこの曲からテリー・ライリー — In C ▶ YouTube
代表的な人ラ・モンテ・ヤング
どんな音か
ミニマル・ミュージックは、短い音型を繰り返しながら少しずつ変化させる音楽。ライヒではリズムのずれが波のように広がり、グラスでは同じ和音型が光の角度を変えるように積み上がる。大きな旋律を歌うより、反復の中で耳が細部を発見していく。テリー・ライリーの「In C」は、明るいパルスの上で演奏者が小さなパターンを重ねる。
聴きどころ
同じことの繰り返しに聴こえたら、音の増減を小さく追う。ハイハットに相当する短い音が入る位置、和音が一つ変わる瞬間、パターンが半拍ずれる瞬間が聴きどころになる。長い曲では、最初の退屈を越えると、身体の呼吸が反復に合ってくる。
初めて聴くなら
入口には「In C — テリー・ライリー (1964)」が明るく分かりやすい。リズムのずれを体験するなら「ドラミング — スティーヴ・ライヒ (1971)」。劇場的な反復の大きさを聴くなら「Einstein on the Beach — フィリップ・グラス (1976)」へ進むとよい。
代表アーティスト
- ラ・モンテ・ヤング
- アルヴォ・ペルト
- テリー・ライリー
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- スティーヴ・ライヒ
- フィリップ・グラス
- ジョン・アダムス
代表曲
- テリー・ライリー — In C (1964)
- スティーヴ・ライヒ — It's Gonna Rain (1965)
- フィリップ・グラス — Music in Twelve Parts (1974)
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- フィリップ・グラス — Einstein on the Beach (1976)
- スティーヴ・ライヒ — ドラミング (1971)
生まれた背景
1960年代のアメリカ合衆国で、ヨーロッパ現代音楽の複雑化への反動、非西洋音楽への関心、テープ実験、ジャズの反復感覚が交差して生まれた。ラ・モンテ・ヤングの持続音、ライリーの反復、ライヒの位相ずれ、グラスの加算的なリズムが、それぞれ違う形でミニマルな発想を広げた。
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後には映画音楽や電子音楽にも影響した。
音楽的特徴の詳細
楽器アンサンブル、声、テープ、電子鍵盤
リズム反復パターン、漸進変化、明快な調性、フェイジング
発展
ヤング「The Well-Tuned Piano」(持続音と純正律)、ライリー「In C」(1964、53のパターン反復)、ライヒ「It's Gonna Rain」(1965、テープ・フェイジング)、「ドラミング」(1971)、グラス「Music in Twelve Parts」(1971-74)、「Einstein on the Beach」(1976、オペラ)が代表作。1980年代以降は調性的書法の拡張とロマン派的劇場性へ展開した。
出来事
- 1964: ライリー「In C」初演
- 1965: ライヒ「It's Gonna Rain」
- 1971: ライヒ「ドラミング」
- 1976: グラス「Einstein on the Beach」初演
派生・影響
ポスト・ミニマリズム、ホーリー・ミニマリズム、トータリスム、ニュー・エイジ、テクノ、IDM、エレクトロニカ、現代映画音楽の反復書法に決定的影響を与えた。
日本との関係
豆知識
ミニマル・ミュージックという言葉は単純という意味ではない。材料を絞ることで、普段なら聞き流す小さな変化を前面に出す。
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聴く側の集中の仕方まで変えてしまう音楽である。クラブミュージックや映画音楽、ポストロックに反復の語法が広がったことで、現代の耳には思った以上に身近な作曲法にもなっている。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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