ブラック・ゴスペル
20世紀前半にトーマス・A・ドーシーらが創始した、アフリカ系アメリカ教会の現代的礼拝音楽。
まずはここから
ひとことで言うと20世紀前半にトーマス・A・ドーシーらが創始した、アフリカ系アメリカ教会の現代的礼拝音楽。
まずはこの曲からThomas A. Dorsey — Take My Hand, Precious Lord (Dorsey) ▶ YouTube
代表的な人Thomas A. Dorsey
どんな音か
聴きどころ
ソリストと合唱の応答を聴くと、曲の熱がどこで上がるか分かる。短い言葉を何度も繰り返し、声の強さ、ハーモニー、手拍子で少しずつ温度を上げる。ピアノの装飾、オルガンの持続音、最後のサビで合唱が厚くなる瞬間にも注目したい。
初めて聴くなら
祈りの深さを知るなら「Take My Hand, Precious Lord — Thomas A. Dorsey (1937)」。合唱の祝祭感なら「Oh Happy Day — Edwin Hawkins (1969)」。声の説得力を味わうなら「How I Got Over — Clara Ward (1951)」やMahalia Jacksonの歌唱に触れたい。
代表アーティスト
- Thomas A. Dorsey
- Clara Ward
- Edwin Hawkins
代表曲
- Thomas A. Dorsey — Take My Hand, Precious Lord (Dorsey) (1932)
- Thomas A. Dorsey — Take My Hand, Precious Lord (1937)
- Mahalia Jackson — Move On Up a Little Higher (1947)
もっと見る(あと3件)
- Clara Ward — How I Got Over (1951)
- Edwin Hawkins — Oh Happy Day (1969)
- Edwin Hawkins — Oh Happy Day (Hawkins) (1969)
生まれた背景
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奴隷制以後の黒人教会、都市移住、ラジオ、レコード産業が背景にあり、礼拝の場から大衆音楽へも影響が広がった。Mahalia JacksonやClara Wardの歌唱は、R&Bやソウルの歌い方にも深くつながっている。
音楽的特徴の詳細
楽器声、聖歌隊、ピアノ、ハモンドオルガン、ベース、ドラム
リズムブルーノート、シンコペーション、コール&レスポンス、ヴァンプ反復
発展
1940-60年代に黄金期を迎え、サム・クックらゴスペル出身者がソウル音楽の主流化を担った。1969年エドウィン・ホーキンス『Oh Happy Day』のクロスオーバー・ヒット以降、現代福音音楽(Contemporary Gospel)が分岐し、カーク・フランクリン世代が90年代以降の主流となった。
出来事
- 1932: トーマス・A・ドーシー『Take My Hand, Precious Lord』作曲
- 1947: マハリア・ジャクソン『Move On Up a Little Higher』ミリオンセラー
- 1969: エドウィン・ホーキンス『Oh Happy Day』全米2位
- 1995: カーク・フランクリン『Stomp』、ゴスペルのヒップホップ化
派生・影響
Soul、R&B、現代CCM、Hip Hop Gospel、Praise & Worshipのほぼすべての出発点。
日本との関係
豆知識
Thomas A. Dorseyは、ブルースの経験を持つ作曲家だったため、初期には教会で世俗的すぎると見られることもあった。
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いまではその混ざり合いこそがブラック・ゴスペルの核として聴かれている。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
ブラック・ゴスペルが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
