ブルース
アフリカ系アメリカ人の労働歌や霊歌を背景に、19世紀末のアメリカ南部で生まれた音楽。
どんな音か
アコースティック/エレキギター、ハーモニカ、ピアノ、ベース、ドラム。「12小節進行(I-IV-V)」と「ブルーノート」(メジャースケールの3度・5度・7度を半音下げる)が骨格。歌は語りに近く、コブシをきかせて伸ばす音、しゃがれた裏声、笑い声に近い間。ギターはチョーキングとビブラートで「泣かせる」のが定番。BPMは60前後の遅いものから100超えのジャンプ・ブルースまで幅がある。録音は意図的にローファイで、ギターが歪み気味のままアンプから直接出ている音が好まれる。
生まれた背景
聴きどころ
12小節がきっちり同じパターンで何度も繰り返される、その反復のなかで歌い手と楽器がどう「ずらす」か。ギターの1音にどれだけ表情を付けるか、歌のフレーズの最後を伸ばすときのビブラートの揺れ、ハーモニカが「うー」と吸う音と「いー」と吐く音の対比。完璧な演奏ではなく、わざと「外す」「遅らせる」「強く突っ込む」ことで人間味を出すのが流儀。
音楽的特徴
楽器ギター、ハーモニカ、ピアノ、声
リズム12小節進行、シャッフル、ブルーノート
代表アーティスト
- Robert Johnson
- Muddy Waters
- John Lee Hooker
- B.B. King
- Howlin' Wolf
代表曲
- Cross Road Blues — Robert Johnson (1936)
- Sweet Home Chicago — Robert Johnson (1937)
- Hoochie Coochie Man — Muddy Waters (1954)
- Mannish Boy — Muddy Waters (1955)
- Smokestack Lightning — Howlin' Wolf (1956)
- Boom Boom — John Lee Hooker (1962)
- The Thrill Is Gone — B.B. King (1969)
日本との関係
初めて聴くなら
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- 宗教・霊歌ゴスペル
- ブルース・カントリーケイジャン音楽
- 伝統・民族ハワイアン・ファルセット
- 宗教・霊歌ペヨーテ・ソング(先住民教会聖歌)
- 宗教・霊歌ペンテコステ礼拝音楽
- 宗教・霊歌サザン・ゴスペル
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