ディスコ
1970年代の米国で成立した、4つ打ちと豪華なオーケストレーションを特徴とするダンスポップ。
どんな音か
BPM 110〜130の四つ打ちキック、ベースが「オクターブ・ベース」で1拍ごとに上下、ストリングスとホーンセクションが分厚く重ねられた、ダンスフロアのための音楽。ハイハットが裏拍8分で「シャカ・シャカ」、ギターは「カッティング」(短く刻む)、ピアノは小気味よくコードを散らす。歌は男女両方、サビで合唱になることが多い。曲尺は5〜10分のロング・バージョンが主流で、DJがフェードイン/アウトで延々と繋ぐためのフォーマット。録音はオーケストラ規模の編成を、クラブのサウンドシステムで音圧を保ったまま鳴らすマスタリングが特徴。
生まれた背景
1970年代前半、ニューヨークの黒人・ラテン系・ゲイ・コミュニティのアンダーグラウンド・クラブ(Loft、Sanctuary、Continental Baths)から生まれた。フィラデルフィア・ソウルの分厚いストリングスと、ファンクのリズム、ラテン音楽のパーカッションを混ぜた音楽が、四つ打ちキックの導入で「ノンストップで踊れる」新しい形になった。1977年のジョン・トラヴォルタ主演映画『サタデー・ナイト・フィーバー』で世界化、1979年のシカゴ・「ディスコ Demolition Night」(人種・同性愛差別を背景としたディスコ反対運動)で表面的には終焉を迎えるが、ハウス、テクノ、ガラージへ受け継がれていく。
聴きどころ
オクターブ・ベース(同じ音を1オクターブ上下に行き来する)、ハイハットの裏拍、ストリングスのスウィープ、ギターのカッティング、ホーンセクションのキメ。ダンスフロアでDJがいかに2曲を重ねるかを意識すると、長尺の曲構造の意図が分かる。
代表アーティスト
- Bee Gees
- Michael Jackson
- Donna Summer
- The Trammps
- Chic
代表曲
- Disco Inferno — The Trammps (1976)
- I Feel Love — Donna Summer (1977)
- Stayin' Alive — Bee Gees (1977)
- Le Freak — Chic (1978)
- Hot Stuff — Donna Summer (1979)
日本との関係
初めて聴くなら
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- 古典新ロマン主義
- ジャズフュージョン
- 宗教・霊歌コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック
- ロック・メタルカントリーロック
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