サザン・ゴスペル
白人男声四重唱を中心とする、米南部発の福音音楽様式。
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ひとことで言うと白人男声四重唱を中心とする、米南部発の福音音楽様式。
まずはこの曲からThe Blackwood Brothers — Give the World a Smile ▶ YouTube
代表的な人The Blackwood Brothers
どんな音か
聴きどころ
「How Great Thou Art — The Blackwood Brothers (1957)」ではバスパートが最低音に下りるとき、他の三声がどう応答するかに注意する。四重唱のハーモニーはコードの理論通りではなく、バスが動いた後に旋律声部がその動きに「反応」する形で和声が変化する。コーラスの終わりに向かってリズムが前に進む感覚、スウィングの影響も聴き取れる。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- The Blackwood Brothers
代表曲
- The Blackwood Brothers — Give the World a Smile (1955)
- The Blackwood Brothers — I Won't Have to Cross Jordan Alone (1956)
- The Blackwood Brothers — How Great Thou Art (1957)
もっと見る(あと2件)
- The Blackwood Brothers — Sweet Hour of Prayer (1958)
- The Blackwood Brothers — His Hand in Mine (1960)
生まれた背景
サザン・ゴスペルの直接の祖先は19世紀末に広まった「シェイプノート唱法」(音符の形で階名を示す楽譜)による合唱講習会で、アメリカ合衆国南部農村の白人プロテスタント社会に根付いていた。1910〜20年代に「カルテット」形式が定着し、1926年にはジェームズ・D・ヴォーンがラジオを通じて広めた。
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ブラックウッド・ブラザーズは1934年にミシシッピ州で結成され、1950年代にテレビ出演で全国的な知名度を得た。エルヴィス・プレスリーが若い頃にカルテットのコンテストに応募した話は有名で、ブラックウッド・ブラザーズのサウンドがロックンロール以前のエルヴィスに影響を与えたとされる。
音楽的特徴の詳細
楽器男声四重唱(SATB再配置)、ピアノ、稀にリズムセクション
リズム長調、四声ハーモニー、ピアノ・リフ、明るい拍節
発展
1948年に創設された『国立四重唱大会』を中心に競演文化が発達し、1960年代にはテレビ番組『ゴスペル・シング』で全国的人気を得た。エルヴィス・プレスリーもサザン・ゴスペル熱烈なファンで、自身も多数の録音を残し主流ロックンロール文化との接点となった。
出来事
- 1910: ジェイムズ・D・ヴォーン四重唱、商業録音開始
- 1948: ナショナル・カルテット・コンベンション設立
- 1967: エルヴィス『How Great Thou Art』でグラミー受賞
派生・影響
1950年代ロックンロールの和声感覚やドゥーワップの音楽的祖型のひとつ。CCM、ブルーグラス・ゴスペル、現代の白人プロテスタント讃美音楽に連続する。
日本との関係
豆知識
エルヴィス・プレスリーは少年時代にブラックウッド・ブラザーズのメンバーになりたいと申し込んだが、断られたという記録がある。後に彼がソロで録音した「How Great Thou Art」(1967年)はグラミー賞のベスト・セイクレッド・パフォーマンス部門を受賞した。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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