フランス語ラップ
フランス語ラップ。北アフリカ・サブサハラ系移民コミュニティが本流に合流する独特の構造。Aya Nakamura、SCH、PNL、Damso、Booba等。
まずはここから
ひとことで言うとフランス語ラップ。北アフリカ・サブサハラ系移民コミュニティが本流に合流する独特の構造。Aya Nakamura、SCH、PNL、Damso、Booba等。
まずはこの曲からSCH — Mannschaft ▶ YouTube
代表的な人Booba
どんな音か
フランス語ラップは、パリ郊外(バンリュー=中心部の外側に広がる公営団地地区)やマルセイユ、ブリュッセルを発信源とするフランス語のヒップホップ全般を指す。USラップに比べると全体に重く引きずるテンポ感で、体感ではミドル〜スローに寄る曲が多い。鼻にかかるフランス語の発音、長く伸ばす母音、巻き舌の「R」が、トラップ(重低音と速いハイハットを特徴とするヒップホップの一様式)の硬いハイハットと噛み合うと、独特のノリ(グルーヴ)が生まれる。サウンドの幅は広い。SCHのような濁ったオートチューンから、PNLの宇宙的なクラウドラップ、Damsoの息づかいの混じる低いつぶやき、BoobaやIAMの古典的なブームバップ(90年代風の太いビート)まで、フランス語の音韻に合わせて多彩だ。ビートは808のサブベースと硬いトラップのハイハットを土台に、マイナー調の映画的なメロディが差し込まれる——これがフランス語ラップ独特の翳りだ。Aya Nakamuraの『Djadja』のように、ラップ・R&B・アフロビーツが溶け合う曲も主流に入る。
聴きどころ
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Booba
- SCH
- Aya Nakamura
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- Damso
代表曲
- SCH — Mannschaft (2016)
- Damso — Macarena (2017)
- Aya Nakamura — Djadja (2018)
もっと見る(あと2件)
- PNL — Au DD (2019)
- Booba — OKLM (2014)
生まれた背景
日本との関係
日本ではStromaeの『Alors on danse』がフレンチエレクトロとして紹介されて以降、フランス語ラップ/R&Bが時折TikTok経由で広まる。Aya Nakamuraの『Djadja』は2019年ごろから日本のクラブやSNSで再生され、彼女の名がいつの間にか日本でも知られた。マルチアーティストのShay、Lous and the Yakuzaも一部のリスナーに刺さっている。日本側の応答としては、KANDYTOWNやBADHOPの一部メンバーがフランスのCloud trap的な湿った音響に共感を語ることがあり、舐達麻の世界観もPNLの遠い親戚と言える。フランス語の意味は届きにくいが、音の質感は確実に日本のシーンに染みている。
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
フランス語ラップが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
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