クラウトロック
1960年代末-70年代の西ドイツで成立した、即興・反復・電子音楽性を特徴とする実験的ロック。
まずはここから
ひとことで言うと1960年代末-70年代の西ドイツで成立した、即興・反復・電子音楽性を特徴とする実験的ロック。
まずはこの曲からCan — Mother Sky ▶ YouTube
代表的な人Tangerine Dream
どんな音か
聴きどころ
「モトリック・ビート」(高速8分音符の単調な繰り返し)が時間感覚を変える効果。Neu!の「Hallogallo」、Can『Tago Mago』など。シンセサイザーの音色実験、ステレオの空間配置。ヴォーカルが楽器の一部として扱われる感覚。ドイツ語の歌詞は意味より音響として聴く。
初めて聴くなら
1枚だけ聴くなら、Can『Tago Mago』(1971)。クラウトロックの教科書。続けて、Neu!『Neu!』(1972)、Kraftwerk『Autobahn』(1974)。シンセ寄りなら、Tangerine Dream『Phaedra』(1974)、Klaus Schulze『Mirage』(1977)。
代表アーティスト
- Tangerine Dream
- Can
- Neu!
代表曲
- Can — Mother Sky (1970)
- Neu! — Hallogallo (1972)
- Can — Vitamin C (1972)
もっと見る(あと2件)
- Kraftwerk — Autobahn (1974)
- Neu! — Halloglallo (1972)
生まれた背景
1968〜75年の西ドイツ、特にケルン、デュッセルドルフ、ベルリン。Can(1968結成)、Faust、Neu!
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音楽的特徴の詳細
楽器ギター、ベース、ドラム、シンセ、テープ
リズムmotorik(4/4反復)、長尺即興
発展
1970年代Neu!のmotorikリズムやKraftwerkの電子音楽探求がIDM/Post-rock/Synthpop全般に深い影響を残した。
出来事
- 1969: Can『Monster Movie』 / 1972: Neu!『Neu!』 / 1974: Kraftwerk『Autobahn』
派生・影響
Ambient、Synth-pop、Post-rock、Berlin School、IDM。
日本との関係
1970年代の四人囃子、Far East Family Band、Outer Limits、Pageantらが直接の影響を受けた。坂本龍一はYMO以前からKraftwerkを研究、YMO『Solid State Survivor』(1979)はKraftwerkとの並行発生・相互参照。Cornelius、Boris、Acid Mothers Templeなど、日本のオルタナ系シーンにも影響は脈々と継続している。
豆知識
Kraftwerk『Autobahn』(1974)のタイトル曲(22分38秒)はドイツの高速道路を運転する感覚を音響化したもの。当初は理解されなかったが、アメリカ合衆国でラジオ放送(短縮編集版)されて全米Billboard 25位にランクインし、世界的に有名になった。
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Canのドラマー、ヤキ・リーベツァイト(2017年没)は、自らのドラム哲学を「自己消滅(self-effacement)」と呼び、ドラマーの存在感を最小化することを目指した。
影響・派生で結ばれたジャンル
もっと見る(あと1件と系譜図)
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
クラウトロックが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
