コズミッシェ・ムジーク
Krautrockのうち、特にシンセサイザーを主とした宇宙志向の電子音楽サブカテゴリ。
どんな音か
コズミッシェ・ムジークは、ドイツのクラウトロック周辺から生まれた宇宙志向の電子音楽。シンセサイザーのシーケンスがゆっくり反復し、長いドローンや浮遊するコードが、星雲の中を進むような時間を作る。Tangerine Dreamの「Phaedra」は、リズムが鼓動のように揺れ、Klaus Schulzeはさらに長大で瞑想的な電子音の旅を広げる。
生まれた背景
聴きどころ
曲の展開を急がず、シーケンスの反復が少しずつ変わるところを聴く。キックやスネアがなくても、シンセの脈動が推進力になる。長い曲では、音色のフィルターが開いたり、和音が霧のように変化したりする過程が聴きどころだ。
発展
1980年代以降、ニューエイジ/Ambient/Synth-pop/Trance全般の母体として機能した。
出来事
- 1971: Tangerine Dream『Alpha Centauri』 / 1976: Klaus Schulze『Moondawn』 / 1984: Manuel Göttsching『E2-E4』
派生・影響
Ambient、Trance、Berlin School。
音楽的特徴
楽器シンセ、シーケンサー、メロトロン
リズム長尺シーケンス、宇宙的シンセパッド
代表アーティスト
- Tangerine Dream
- Klaus Schulze
代表曲
- Phaedra — Tangerine Dream (1974)
- Ricochet — Tangerine Dream (1975)
- Mindphaser — Klaus Schulze (1976)
Mirage — Klaus Schulze (1977)
X — Klaus Schulze (1978)
日本との関係
初めて聴くなら
入口は「Phaedra — Tangerine Dream (1974)」。シーケンサーによる宇宙的な反復が分かる。ライブ感のある流れは「Ricochet — Tangerine Dream (1975)」。長く沈むシンセの旅には「Mirage — Klaus Schulze (1977)」がよい。
