シューゲイズ
1980年代末のイギリスで成立した、ノイズとリバーブで包んだ轟音ロック。
まずはここから
ひとことで言うと1980年代末のイギリスで成立した、ノイズとリバーブで包んだ轟音ロック。
まずはこの曲からMy Bloody Valentine — Soon ▶ YouTube
代表的な人Cocteau Twins
どんな音か
BPM 100〜140のオルタナ系ロック。エレキギター(歪み・リバーブ・ディレイ・コーラスを大量に重ねる「ウォール・オブ・サウンド」)、エレキベース、ドラム、ヴォーカル(ささやくような中性的トーン、男女どちらも)。ギター中心の分厚い音響の壁、その中にうっすら歌が浮かぶ構造。歌詞は英語、テーマは恋愛、内省、夢、性、抽象的なイメージ。録音はわざと音像をぼかし、楽器の境界を曖昧にする。「靴を見つめる(shoe + gaze)」という名前は、ライブでギタリストがエフェクター(足元の機器)を踏むため、ずっと下を向いていることに由来。
このジャンルを特徴づける代表的なリズムパターン。再生ボタンでループ再生し、下のリズム譜で今どの拍が鳴っているかを確認できます。
聴きどころ
「ウォール・オブ・サウンド」: 複数のギター・トラックが何層にも重なり、個々の音が判別不可能な分厚い壁を作る。ヴォーカルがギターの音響に埋もれていて、歌詞が聴き取れないことが多い(意図的)。ベースが珍しく前面に出て、ドラムが控えめなのも特徴。My Bloody Valentine『Soon』のギター・サウンドの揺れ(トレモロ・アーム使用)は教科書的。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Cocteau Twins
- My Bloody Valentine
- Ride
もっと見る(あと5件)
- Slowdive
- Nothing
- DIIV
- Cloakroom
- Wisp
代表曲
- My Bloody Valentine — Soon (1990)
- Ride — Vapour Trail (1990)
- My Bloody Valentine — Only Shallow (1991)
もっと見る(あと2件)
- My Bloody Valentine — Sometimes (1991)
- Slowdive — When the Sun Hits (1993)
生まれた背景
1980年代末〜90年代前半の英国南部。My Bloody Valentine『Loveless』(1991、4年と50万ポンドをかけて作られた伝説的傑作)、Slowdive『Souvlaki』(1993)、Lush、Ride、Cocteau Twins(より広義)が代表。
その後の代表曲
- Slowdive — Sugar for the Pill (2017)
- Cloakroom — The Sun Won't Let Us Go (2017)
- Nothing — Blue Line Baby (2018)
もっと見る(あと2件)
- DIIV — Horsehead (2019)
- Wisp — Pandora (2023)
日本との関係
豆知識
My Bloody Valentine『Loveless』(1991)の制作費は推定50万ポンド(当時1億円)、レーベルCreation Recordsを倒産寸前に追い込んだ。ケヴィン・シールズ(MBV)はその後22年間、新作アルバムをリリースせず、2013年にようやく『m b v』を発表した。
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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