レゲエ
1960年代のジャマイカで成立した、裏拍と社会的・宗教的メッセージを特徴とする音楽。
どんな音か
BPMは70〜90が中心。「one drop」と呼ばれる、4拍子の3拍目に重みが落ちるドラムパターンが核。エレキギター(時にピアノ)が裏拍2&4に「カッ、カッ」と短いコードを刻む独特の「スカンク」、ベースが旋律的に動き、ボーカルは語りと歌の中間。歌詞はラスタファリ思想(神=ジャー、アフリカ回帰、ガンジャ)と社会批判が中心で、宗教的な祝祭感と政治的な抗議が同居する。録音はわざとローファイで、空間的なエコーとディレイ(ダブ処理)が音色のキーになる。
生まれた背景
聴きどころ
3拍目に落ちるキックドラム、2&4で「カッ」と入るギター、ベースが歌うように動くライン。ボブ・マーリーの曲なら、サビの繰り返しでバンド全体がふっと音量を下げる「フォール」、コーラスが入る瞬間、3管編成のホーンセクションがどう絡むかにも注目。ダブ処理されたバージョンを併せて聴くと、ミックス自体が楽器であることが分かる。
音楽的特徴
楽器エレキギター、ベース、ドラム、ホーン
リズムワンドロップ、裏拍のスキャンク
代表アーティスト
- Lee "Scratch" Perry
- Bob Marley
- Jimmy Cliff
- Peter Tosh
代表曲
- Many Rivers to Cross — Jimmy Cliff (1969)
- The Harder They Come — Jimmy Cliff (1972)
- Get Up, Stand Up — Bob Marley (1973)
- No Woman, No Cry — Bob Marley (1974)
- Legalize It — Peter Tosh (1976)
- One Love — Bob Marley (1977)
日本との関係
初めて聴くなら
豆知識
「one drop」のドラムパターンは、もとはCarlton Barrett(ザ・ウェイラーズ)が定型化したもの。彼が叩くキックドラムは「3拍目に落ちる」というより、3拍目で同時にスネアも鳴るためによりインパクトが大きく聴こえる。Bob Marleyの音楽には、世界中の30以上の言語のカバーが存在する。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ラテン・カリブスカ
