アムハラ・ポップ
エチオピアのアムハラ語ポップ。独特のペンタトニック「qenet(ケネット)」スケールが他のアフリカンポップと一線を画す。Teddy Afroが旗手。
まずはここから
ひとことで言うとエチオピアのアムハラ語ポップ。独特のペンタトニック「qenet(ケネット)」スケールが他のアフリカンポップと一線を画す。Teddy Afroが旗手。
まずはこの曲からAster Aweke — ትዝታ ▶ YouTube
代表的な人Aster Aweke
どんな音か
聴きどころ
聴きどころはまずqenetスケールの「異質さ」。最初は調子っぱずれにすら聞こえるかもしれないが、繰り返し聴くうちにそのスケール特有の浮遊感が癖になる。歌唱面では、母音を細かく揺らすメリスマと、語尾を絞り出すような独特の喉の使い方に注目。ホーンセクションが鋭く差し込むタイミング、3連のスウィングするドラム、コーラスが束になってサビで応える掛け合いの構造(「ノンタゲブ」と呼ばれる定型)も聴き取りやすい要素。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Aster Aweke
- Teddy Afro
- Rophnan
代表曲
- Aster Aweke — ትዝታ (1991)
- Rophnan — ታሪኬን (2018)
Teddy Afro — ጥቁር ሰው (2012)
生まれた背景
1960〜70年代、ハイレ・セラシエ皇帝の宮廷楽団から派生したミュージシャンたちが、ジャズ・ファンクとアムハラ伝統音楽を融合させた「エチオジャズ」「Ethio-groove」の時代が下敷きにある。Mulatu Astatkeのインスト、Mahmoud AhmedやAlemayehu Eshete、Aster Awekeのヴォーカル作品が、後に欧州のコンピシリーズ『Éthiopiques』で世界に紹介された。
続きを読む
1991年の社会主義政権崩壊後、ディアスポラ(米ワシントンDC、欧州)を拠点に現代化が進み、2000年代以降はTeddy Afroらがスタジアム級のスター文化を確立した。
日本との関係
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
アムハラ・ポップが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
