ダブステップ
2000年代初頭のロンドンで成立した、低重心のサブベースとシンコペートしたリズムを特徴とする電子音楽。
どんな音か
BPM 138〜142(中庸)、特徴的な「ハーフタイム」感(ドラムが半分の速度に聞こえる)、深い低音(サブベース)、シンコペーションの効いた2&4のスネア。シンセ・ベースが「ウォブル(揺れ)」とよばれる音色のうねりを発生させ、これが楽曲の中心になる。ヴォーカルは少なく、女性ヴォーカルがフレーズで挿入される程度。録音はクラブの大型サブウーファーで再生されることを前提に、人間の可聴域ぎりぎりの低音を強調する。
生まれた背景
聴きどころ
「ドロップ」と呼ばれる、ベースが落ちる瞬間。曲の前半で緊張を貯めて、ドロップで一気に解放する構造。ウォブル・ベースの「ぶおぉぉぉ」という揺れが、音量に応じてどう体に響くかは、スマートフォンのスピーカーでは半分も伝わらない。サブベースは耳というより腹で感じる音域。
代表アーティスト
- Benga
- Chase & Status
- Skream
- Skrillex
- Burial
- Joy Orbison
代表曲
- Midnight Request Line — Skream (2005)
- Eastern Jam — Chase & Status (2008)
- Night — Benga (2008)
- Hyph Mngo — Joy Orbison (2009)
- Scary Monsters and Nice Sprites — Skrillex (2010)
日本との関係
初めて聴くなら
クラシックなUKダブステップなら、Burial『Untrue』(2007)。EDM寄りなら、Skrillex『Bangarang』(2011)。途中型の代表は、Magnetic Man『I Need Air』(2010)。日本人なら、SUNGA『Reactor』。
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- エレクトロニックグライム
- エレクトロニックフォークトロニカ
- エレクトロニックホーントロジー
- エレクトロニックニューロファンク
- エレクトロニックリキッド・ドラムンベース
- エレクトロニックジャンプ・アップ
- エレクトロニックフューチャー・ガラージ
- エレクトロニックテック・ハウス
