ダンスホール
1980年代のジャマイカで成立した、デジタル機材を多用するToasting中心の音楽。
どんな音か
1980年代半ばのジャマイカで、レゲエがデジタル化したスタイル。BPM 70〜100。アコースティック楽器をすべて電子化(ドラムマシン、シンセ・ベース、シンセ・ホーン)し、ヴォーカルは歌うより半分ラップに近い「DJ-ing(ジャマイカ式MC)」が中心。リズムは「リディム」(同じトラックを複数の歌手が歌い回す慣習)が独自で、1つのリディムから10〜30曲が派生することも。歌詞はパトワ(ジャマイカ式英語)、テーマはダンスフロア、女性、ストリート、宗教、政治。
生まれた背景
聴きどころ
「リディム」(伴奏トラック)を意識して聴く。同じトラックを複数の歌手が違う歌詞・違うフロウで歌うので、リディム名(Diwali、Coolie Dance、Sleng Tengなど)を覚えると面白さが増える。DJ-ingのフロウ(言葉のリズム)はラップとも違う、ジャマイカ独自のうねり。ライブでは「DJ vs. DJ」のサウンドクラッシュ(対戦)文化が続いている。
代表アーティスト
- Shabba Ranks
- Vybz Kartel
- Sean Paul
代表曲
- Mr. Loverman — Shabba Ranks (1992)
- Murder She Wrote (1992)
- Get Busy — Sean Paul (2003)
- Temperature — Sean Paul (2005)
- Romping Shop — Vybz Kartel (2008)
日本との関係
初めて聴くなら
豆知識
「Sleng Teng」リディムを作ったCasio MT-40キーボードは1981年発売の家庭用キーボードで、1万円台。「Rock」プリセットを2分の1速で再生したベースラインがそのまま採用された。このリディム1つから今でも300以上の曲が派生し続けている。
