レイジ・ラップ
2020年前後にPlayboi CartiとYeatが確立した、ピッチアップしたシンセと攻撃的な808をベースにした暗いトラップ亜種。
まずはここから
ひとことで言うと2020年前後にPlayboi CartiとYeatが確立した、ピッチアップしたシンセと攻撃的な808をベースにした暗いトラップ亜種。
まずはこの曲からPlayboi Carti — Sky ▶ YouTube
代表的な人Playboi Carti
どんな音か
BPM 160~180の領域で、808キックは深くて重く、シンセはボーカルピッチを上げた不安定な質感で鳴る。ラップは単調な韻を繰り返すのではなく、ボーカルのピッチも上下に揺らぎながら、一種の無機質なメロディアスさを持つ。トラックの土台には常に暗い張力があり、Playboi CartiやYeatの楽曲では一見ポップなエレクトロニクスと暴力的な歌い方が同時に鳴る矛盾が、若い世代に支持されている。
聴きどころ
Playboi Cartiの歌唱の不安定さ、特に『Stop Breathing』での息継ぎの激しさと『Sky』でのピッチの上下動に注目。Yeatの曲では、打ち込みの隙間にラップがかかる瞬間の『浮遊感』が重要。トラックとボーカルが完全には調和していない違和感そのものが、このジャンルの中核。
初めて聴くなら
『Stop Breathing — Playboi Carti』から入るのが最適。曲の最初の無音、その後の息継ぎの音、そしてビートが入る構成で、このジャンルの『完成度より緊張感』という美学が伝わる。次に『Gët Busy — Yeat』で、より『完成度』の側面を経験できる。
代表アーティスト
- Playboi Carti
- Destroy Lonely
- Yeat
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- Ken Carson
代表曲
- Playboi Carti — Sky (2020)
- Playboi Carti — Stop Breathing (2020)
- Yeat — Gët Busy (2021)
もっと見る(あと3件)
- Yeat — Money So Big (2021)
- Ken Carson — X (2022)
- Destroy Lonely — If Looks Could Kill (2023)
生まれた背景
Playboi Cartiが2020年のアルバム『Die Lit』収録曲でこの美学を確立し、Yeatが『2093』『Afterlife』で体系化した。アトランタ発のトラップの系譜を継ぎながら、ボーカルピッチシフトと無機的なシンセの組み合わせが、2010年代のハイパーポップと2000年代のスクリーモの影響を受けた若年層に訴求。
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TikTokやSoundCloudを通じて急速に広がり、Ken CarsonやDestroy Lonelyらの後続者を生んだ。
音楽的特徴の詳細
楽器シンセ、ドラムマシン、ボーカル・エフェクト
リズム150-160BPM、歪んだ808、攻撃的ドラム
発展
Yeat、Ken Carson、Destroy Lonelyらが継承拡散し、moshpit文化と一体で成長した。
日本との関係
豆知識
ジャンル名の『Rage(怒り)』は、Playboi Cartiのアルバム『Whole Lotta Red』時代の『暴力的感覚』から付けられたとも言われるが、厳密な成立時期や命名者は特定されていない。むしろコミュニティが事後的に『レイジ・ラップ』と呼び始めた側面が強い。
影響・派生で結ばれたジャンル
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