スクリーモ
1990年代カリフォルニアで成立した、Emoから派生した攻撃的・スクリーム多用のサブジャンル。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
「Venus and Bacchus — Saetia (1999)」では最初の静寂からギターが割り込む瞬間のコントラストに注意する。その後、静と爆発が何回繰り返されるかを数えると曲の構造が見えてくる。「A warm room — envy (2006)」ではスクリームの間に歌われるクリーンボイスとの対比に耳を向ける。声が破れるとき、歌詞の言葉が分からなくても何かが伝わると感じる人が多い。
発展
2000年代Saetia/Orchid/City of Caterpillarが第二波を形成。日本にもenvy、heaven in her armsが登場した。
出来事
- 1991: Heroin結成 / 1999: Saetia『Saetia』 / 2002: City of Caterpillar『City of Caterpillar』
派生・影響
Emo、Post-hardcore、Mathcore、Powerviolence。
音楽的特徴
楽器ディストーションギター、ベース、ドラム、シャウト声
リズム可変、急激ダイナミクス、激しいスクリーム
代表アーティスト
- envy
- Saetia
代表曲
- The Sweetness — Saetia (1998)
- Venus and Bacchus — Saetia (1999)
- A warm room — envy (2006)
Insomniac Doze — envy (2006)
Postcards — Saetia (1998)
Hare Tsuki — envy (2003)
Notintheface — Saetia (1998)
日本との関係
初めて聴くなら
「A warm room — envy (2006)」は静かに始まるため最初のハードルが低い。envy の音楽でスクリーモの感触を掴んだら、「Venus and Bacchus — Saetia (1999)」へ。こちらはより短く、より激しく、より唐突だ。
豆知識
サエティアは1997〜2001年の活動期間中にアルバムを1枚しかリリースせず、音源の多くはシングルやコンピレーション収録だった。解散後に海外からの評価が急増し、ブートレグや非公式リリースが出回ったが、2014年に公式コンピレーションがリリースされた。envy は初期から日本語と英語のどちらでも歌詞を書き、どちらの言語圏でも「言葉が壁にならない」音楽として受け入れられた。
