ブルックリン・ドリル
2018年頃にPop Smoke、Sheff G、Sleepy Hallowらが確立した、UKドリルのスライドベースをニューヨーク的グルーヴに置き換えたドリル。
どんな音か
生まれた背景
2018年頃のニューヨーク・ブルックリン、Pop Smoke(本名Bashar Jackson)とプロデューサー808Melo(英国出身)が、UKドリルの語法を米国南部トラップと融合した「ブルックリン・ドリル」を作った。Pop Smoke『Welcome to the Party』(2019)、『Dior』(2019)が世界規模で大ヒット。Fivio Foreign、Sheff G、22Gz、Sleepy Hallow、Calboyらが続いて成功。2020年2月、Pop Smokeが20歳でロサンゼルスで強盗殺害され、シーンは大きな衝撃を受けたが、現在もニューヨークの主要ヒップホップ・サウンドとして続いている。
聴きどころ
音楽的特徴
楽器ドラムマシン、シンセ、808ベース
リズム140BPMハーフタイム、UKドリル系スライド・ベース
代表アーティスト
- Sheff G
- Sleepy Hallow
- Pop Smoke
代表曲
- No Suburban — Sheff G (2017)
- Dior — Pop Smoke (2019)
- Welcome to the Party — Pop Smoke (2019)
- Deep End Freestyle — Sleepy Hallow (2020)
- Mood Swings — Pop Smoke (2020)
日本との関係
BAD HOP、JP THE WAVY、Tohjiなど、日本のヒップホップ・アーティストはブルックリン・ドリルの語法を直接取り入れた楽曲を発表している。Pop Smokeの来日公演は実現しなかった(2020年2月に殺害された)。
初めて聴くなら
1曲だけ聴くなら、Pop Smoke『Welcome to the Party』(2019)。ブルックリン・ドリルの代表的1曲。Pop Smoke『Dior』(2019)、『Got It on Me』(2020、遺作)、Fivio Foreign『Big Drip』(2019)も外せない。
豆知識
Pop Smokeは2020年2月19日、ロサンゼルスのハリウッド・ヒルズの賃貸住宅で強盗集団により射殺された(20歳)。彼は前日にInstagramのストーリーで自宅の住所が分かるシーンを誤って投稿してしまったことが、強盗を呼び込んだ直接の原因とされる。プロデューサー808MeloはUKドリル出身で、Pop Smokeと組んだことでブルックリン・ドリルが成立した。
