ラテン・カリブ

ムンバトン

Moombahton

ワシントンD.C. / アメリカ / 北米 · 2009年〜

別名: Moombah

2009年にDC/メリーランドのDJダブナダがダッチハウスをレゲトンBPMにスローダウンして生まれた、レゲトンとEDMの融合体。

どんな音か

ダッチハウス(Dutch ハウス/EDM)をレゲトン的なBPM(約100-110 BPM程度に落とした、スロー版)に変換したサウンド。キックは単純な4つ打ちだが、リズムが『ずれた』感じ。シンセは輝かしく、ボーカルはスペイン語またはリミックス素材化されたもの。全体的に『ビーチクラブ』『リゾート』のイメージ。

生まれた背景

2009年、メリーランドのDJ ダブズ(通称『Dubz Nabdah』)が命名。Diplo が商業的に拡大させた。2010年前後のメインストリーム EDM ブームの中で、『ラテン』と『EDM』を繋ぐ橋渡し的存在に。

聴きどころ

ドラムが『揺らいでいる』ような感覚。シンセの『南国的』なプリセット。ボーカルが言語的意味ではなく、音響現象として機能している。全体的に『完成度より心地よさ』を優先した設計。

発展

Major Lazer、Skrillex、Diploらが2012年以降にメインストリーム化。後にトロピカル・ハウス、レゲトンの再ヒットへと吸収されていった。

音楽的特徴

楽器シンセ、サンプラー、ドラムマシン

リズム108BPM前後、デムボウ・パターン、ハウス・ベースライン

代表アーティスト

  • Diploアメリカ合衆国 · 2003年〜
  • Dillon Francisアメリカ合衆国 · 2007年〜
  • Major Lazerアメリカ合衆国 · 2008年〜

代表曲

  • Original DonMajor Lazer (2011)
  • Get FreeMajor Lazer (2012)
  • I.D.G.A.F.O.S.Dillon Francis (2012)
  • Que QueDiplo (2014)
  • MoombahDiplo (2009)
  • Moombahton TributeDiplo (2011)

日本との関係

日本でも夏フェスティバルで流される可能性がある。ただし、大型化は限定的で、むしろ『B級 EDM』的な位置づけ。クラブ・カルチャーが薄い日本では、むしろ YouTube や Instagram での『リゾート音楽』としての認知の方が高い可能性。

初めて聴くなら

Diplo『ムンバトン』か『Que Que』をプール・サイドのシーンを想像しながら。Major Lazer『Original Don』で、ラテン的な色彩を。

豆知識

ムンバトン という言葉は『ムンバトン』(造語)+ 『-ton』(ワットン、テンポ感を表す接尾辞)の造成。つまり、ジャンル名が『ネーミング遊び』から出発している希少さ。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1980年代1990年代2000年代ムンバトンムンバトンハウスハウスレゲトンレゲトン凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
ムンバトンを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

アメリカ · 2009年前後 (±25年)

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