ヒップホップ・R&B

プラッグンビー

Pluggnb

アメリカ / 北米 · 2018年〜

2018年前後にSummrs、Autumn!、Kankan、Wintergatanらが確立した、プラッグの夢見心地サウンドにR&Bメロディを乗せた派生形。

どんな音か

プラッグプラッグ)の夢見心地なシンセ・コードが基盤で、その上に R&B や Soul のメロディアスなボーカルが浮遊する。テンポは比較的遅く(80〜100 BPM)、キックは抜けるように音が小さい。空間が重視されており、各要素の間に『沈黙』がある。夜中のドライブ、または寝る前の『内向的』な環境で聴く感覚が標準。

生まれた背景

2018年前後、Summrs、Autumn!、Kankan ら SoundCloud の新世代ラッパーが、プラッグ・プロデューサー(例:Outtatown など)のビートに、従来のヒップホップより『感情的で脆弱な』ボーカルを乗せ始めた。反ドリル的、反攻撃的な美学。ロサンゼルス発祥のプラッグ自体は 2015 年からあったが、pluggnb として R&B 要素を強調したのは この世代。

聴きどころ

ボーカルの『張力のなさ』を聴く。従来のラップのように『力強く』歌わない。シンセ・パッド(背景音)の厚さと、ボーカルの『頼りなさ』のコントラストが重要。Kankan『Heart Strings』(2021) では、歌詞より『音の高さと間合い』で感情が伝わる構成。

音楽的特徴

楽器シンセ、ドラムマシン

リズムミッド・トラップ、メロディアス・ボーカル

代表アーティスト

  • Autumn!アメリカ合衆国 · 2018年〜
  • Kankanアメリカ合衆国 · 2018年〜
  • Summrsアメリカ合衆国 · 2018年〜

代表曲

日本との関係

日本のリスナーには、 lofi hip-hop や ヴェイパーウェイヴ と並列で認識されている。ニコニコ動画や Twitter の『夜間マイナス思考』アカウントで、pluggnb が BGM として流される傾向が 2020 年前後から確認される。

初めて聴くなら

Summrs『GUMMO』(2020) は short にまとまり、声のリバーブ効果が明確。落ち着くなら Autumn!『Goodbye』(2020)。

豆知識

プラッグ は producer Outtatown が 2015 年に命名したジャンル。『plug(繋ぐ)』から来ていると推測される。pluggnb の『nb』は『n' b』と標記されることもあり、非公式なスペルゆらぎが存在。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図2010年代プラッグンビープラッグンビープラッグプラッグ凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
プラッグンビーを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

アメリカ · 2018年前後 (±25年)

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