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ロック・メタル

ノイエ・ドイチェ・ヴェレ

Neue Deutsche Welle

ベルリン / ドイツ / 中央ヨーロッパ · 1979年〜

別名: NDW / German New Wave

ドイツ語で歌う、前衛電子からチャート・ポップまでの独製ニュー・ウェイヴ。

どんな音か

ドイツ語で歌われるドイツのニュー・ウェイヴ。冷たいシンセとミニマルな反復を志向する前衛的な一群から、耳に残る能天気なチャート・ポップまで振れ幅が大きい。共通するのは、英語ではなく自国語で歌う姿勢と、機械的なリズムやシンプルな構成への嗜好。皮肉やユーモア、不安がにじむ歌詞も多い。

生まれた背景

1979年前後、ベルリンやデュッセルドルフを中心に、パンクの衝動とクラフトワーク以来の電子音楽の伝統が結びついて生まれた。当初は小さなインディー潮流だったが、1982〜83年に商業的に爆発し、ドイツポップが一気にメインストリームへ躍り出た。

聴きどころ

前衛側(DAFなど)では、シーケンサーの硬質な反復と挑発的なドイツ語の発声に注目。ポップ側(Nena、Trioなど)では、シンプルで覚えやすいフックと脱力したユーモアが聴きどころ。同じ運動の中の両極を聴き比べると面白い。

発展

NenaやTrioがチャートを賑わせる一方、DAFのようなバンドはミニマルで硬質な電子音を突き詰めた。短期間で過熱と飽和を経て下火になった。

出来事

  • 1979年: ノイエ・ドイチェ・ヴェレの胎動。
  • 1981年: DAF『Der Mussolini』がミニマル電子の代表に。
  • 1983年: Nena『99 Luftballons』が国際的大ヒット、NDWの頂点。

派生・影響

後年のドイツ語ロックやエレクトロ、テクノ・ポップの自国語表現に道を開いた、ドイツ大衆音楽の重要な転換点になった。

音楽的特徴

楽器シンセサイザー、ドラムマシン、エレキギター、ベース、シーケンサー

リズム機械的で反復的なビート、ミニマルな構成、パンク由来の性急さとポップな歌メロ

代表アーティスト

  • Deutsch Amerikanische Freundschaft (DAF)ドイツ · 1978年〜
  • Trioドイツ · 1979年〜1986
  • Nenaドイツ · 1982年〜

代表曲

日本との関係

Nena『99 Luftballons』(英語版『99 Red Balloons』)は日本でも当時よく流れ、冷戦期の名曲として記憶されている。テクノポップ好きの間ではDAFが、後年のEBMやテクノの源流として再評価されている。

初めて聴くなら

Nena『99 Luftballons』(1983)がポップな入り口。前衛で硬質な側を知るならDAF『Der Mussolini』(1981)を。

豆知識

『99 Luftballons』は、風船を敵のミサイルと誤認して核戦争に至るという、冷戦下の偶発戦争への風刺を歌った曲で、能天気なメロディとは裏腹に重い主題を抱えている。

影響・派生で結ばれたジャンル

ノイエ・ドイチェ・ヴェレを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

ドイツ · 1979年前後 (±25年)