リーダーマッハー
「歌を作る者」を意味する、ドイツ語圏のシンガーソングライター伝統。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
ドイツ語が分からなくても、伴奏が極端に簡素で、声と言葉に全てが懸かっている点に注目すると本質が掴める。ビーアマンの緊張感ある政治的な歌と、ラインハルト・マイの柔らかな叙情の対照が聴きどころ。
発展
1960〜70年代に、ラインハルト・マイ、ヴォルフ・ビーアマン、コンスタンティン・ヴェッカーらが各々の作風を確立し、ドイツ語の歌曲文化を支えた。
出来事
- 1960年頃: リーダーマッハーの潮流が形成。
- 1968年: ヴォルフ・ビーアマン『Ermutigung』が体制批判の歌の象徴に。
- 1976年: ビーアマンが西側公演中に東ドイツから市民権を剥奪され追放される。
派生・影響
現代ドイツのフォークやポップの歌詞重視の伝統に受け継がれ、社会的な歌の系譜の源流であり続けている。
音楽的特徴
楽器アコースティック・ギター、ピアノ、時に弦楽や小編成の伴奏
リズム歌詞の語感を優先した自由なリズム、フォークやワルツ調のシンプルな伴奏
代表アーティスト
- Wolf Biermann
- Reinhard Mey
- Konstantin Wecker
代表曲
- Ermutigung — Wolf Biermann (1968)
- Über den Wolken — Reinhard Mey (1974)
- Willy — Konstantin Wecker (1977)
日本との関係
初めて聴くなら
ラインハルト・マイ『Über den Wolken』(1974)は旋律が美しく入りやすい国民的名曲。政治的な側を知るならヴォルフ・ビーアマン『Ermutigung』(1968)を。
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ロック・メタルクラウトロック
- エレクトロニック電子音楽
- ポップシュラーガー
- エレクトロニックコズミッシェ・ムジーク
- 古典新しい単純性
- ロック・メタルノイエ・ドイチェ・ヴェレ
