UKガラージ
1990年代後半のイギリスで成立した、シンコペートしたリズムとR&B感のあるダンス音楽。
どんな音か
生まれた背景
1990年代半ばのイギリスロンドン、アメリカ合衆国のガラージ・ハウス(NY系)を高速化・ダーク化したスタイル。Tuff Jam、MJ Cole、Dem 2、Wookieら DJ/プロデューサーが基盤を作る。1999〜2001年がメインストリーム最盛期で、Artful Dodger『Re-Rewind (When the Crowd Say Bo Selecta)』(1999)、Craig David『Fill Me In』(2000)、So Solid Crew『21 Seconds』(2001)が大ヒット。2002年以降はグライム、ダブステップ、UKファンキーへ分岐し、純粋なUKガラージ・シーンは縮小したが、2010年代以降にDisclosure、AJ Tracey、Jorja Smithらに再評価された。
聴きどころ
「2-step」のドラム・パターン: キックが1拍目と3拍目、スネアが2拍目と4拍目だが、ハイハットが16分音符でシンコペーションする独特のシャッフル感。ベースが「ぐにゃぐにゃ」と動くウォブル感(後のダブステップの原型)。R&Bヴォーカル(女性)とラップ(男性)の掛け合いが定型。
代表アーティスト
- Artful Dodger
- MJ Cole
- Sweet Female Attitude
- Oxide & Neutrino
- Burial
- Joy Orbison
代表曲
- Sincere — MJ Cole (1998)
- Flowers — Sweet Female Attitude (1999)
- Re-Rewind — Artful Dodger (1999)
- Bound 4 Da Reload (Casualty) — Oxide & Neutrino (2000)
- Archangel — Burial (2007)
日本との関係
初めて聴くなら
1曲だけ聴くなら、MJ Cole『Sincere』(1998)。UKガラージの教科書的サウンド。Wookie『Battle』(2000)も外せない。最近のリバイバルなら、Disclosure『Latch』(2012)、AJ Tracey『Ladbroke Grove』(2019)。
