エレクトロニック

ニューロファンク

Neurofunk

イギリス / ヨーロッパ西部 · 2000年〜

2000年前後にEd Rush & Optical、Noisiaが確立した、機械的でハードなドラムとベースのドラムンベース・サブジャンル。

どんな音か

ドラムンベースの最難関版。ドラムは細かく刻まれた電子パーカッションで、いくつもの層が重なる。ベースラインは暗く、冷たく、メカニカル。ボーカルはほぼない。全体的に『機械が思考している』かのような無機質な緊張感に満ちている。一曲の中で複数のドラム・パターンが層化される。

生まれた背景

2000年代初頭、UKのドラムンベース・シーンから派生。Ed Rush & Optical、Noisia が中核。サイバーパンク、デジタル文化の加速を音にした動き。ジャンル内で『怖い』『未来的』『不安定』というイメージが定着した。

聴きどころ

ドラムの複雑さに耳を奪われがちだが、ベースラインの動き、サイド・チェーンの『息遣い』、スネアの明るさと暗さのコントラストに注目。一度聴き込むと、ジャンル内の細かい枝分かれが見えてくる。

発展

2010年代以降、Eatbrain、Blackoutといったオランダ・ドイツ系レーベルが国際的に展開し、欧州DnBのコア・サウンドの一つとなった。

音楽的特徴

楽器シンセ、サンプラー、ドラムマシン

リズム172-176BPM、リース・ベース、機械的グルーヴ

代表アーティスト

  • Ed Rush & Opticalイギリス · 1996年〜
  • Noisiaオランダ · 2003年〜2022

代表曲

日本との関係

日本ダブステップトラップ制作者がニューロファンクの手法を取り込んでいる。ネット・プロデューサーの間でも参照されることが増えた。クラブ文化が限定的な日本では、まだマニア向けの分類に留まっている。

初めて聴くなら

Noisia『Machine Gun』か『Stigma』をクラブ環境で体験すること。もしくはヘッドフォンで、夜間、PC作業をしながら聴く。この音楽は『集中のための環境』として機能する。

豆知識

Noisia はオランダの3人組で、クリエイティブ過程を公開することでも知られている。彼らは『ドラムンベースの未来はテクノロジーとの対話にある』と主張し、ジャンル内での思想的リーダーシップを担っている。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1990年代2000年代ニューロファンクニューロファンクドラムンベースドラムンベース凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
ニューロファンクを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

イギリス · 2000年前後 (±25年)

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