リキッド・ドラムンベース
2000年代初頭にFabio、High Contrast、Logisticsらが確立した、ソウル/ジャズ/ファンクのサンプルとメロディアスなリードを乗せるドラムンベースの一派。
どんな音か
生まれた背景
2000年代初頭、UK の High Contrast、Logistics などが確立。ドラムンベースが『踊るための音』から『聴くための音』へと進化。ジャズ・ファンにも愛好される現象は、『黒人音楽の系譜』を示唆。
聴きどころ
ドラムの複雑さを追いながらも、上に乗る『メロディ』に心を委ねること。サンプルされたボーカルやサックスが、どこから来たのか想像する。ベースラインの『歩み方』。全体的に『高速』と『情感』の融合。
発展
Pendulum、Wilkinson、Sub Focusらメインストリーム接続のラインや、High Contrast、Logistics、Lenzmanら職人ラインに分化した。
音楽的特徴
楽器サンプラー、シンセ、ドラムマシン、ピアノ・サンプル
リズム170-176BPM、Amen系ブレイク、メロディアスなコード進行
代表アーティスト
- High Contrast
- Logistics
- Lenzman
代表曲
- Return of Forever — High Contrast (2002)
- Together — Logistics (2008)
If We Ever — Logistics (2006)- Aphrodite — Lenzman (2010)
Find Me — High Contrast (2010)
The Wrekonize — Lenzman (2014)
日本との関係
日本でも リキッド・ドラムンベース は相応の愛好者がいる。特に、ジャズ・ファンや、電子音楽実験者の間で。ただし、一般ポップスとの接点は薄い。クラブ・カルチャーの文脈での認知。
初めて聴くなら
High Contrast『Return of Forever』で基本を。Logistics『If We Ever』で、より静かなアプローチ。Lenzman『The Wrekonize』で、別の角度。
豆知識
リキッド・ドラムンベース は『ドラムンベースの内部進化』を象徴。元々は『速くて激しい』ジャンルから、『速いけど美しい』への転換。音楽ジャンルの『分化』を示す好例。
