ベンガ
1960~70年代ケニア・ナイロビでルオ系の伝統琴ニャティティを電化したフィンガー・ピッキング・ギターを核とするダンス音楽。
まずはここから
ひとことで言うと1960~70年代ケニア・ナイロビでルオ系の伝統琴ニャティティを電化したフィンガー・ピッキング・ギターを核とするダンス音楽。
まずはこの曲からDaniel Owino Misiani — Piny Ose Mer ▶ YouTube
代表的な人Daniel Owino Misiani
どんな音か
聴きどころ
まず二本のギターのインターロックに耳を澄ませてほしい。リード・ギターが高音で単音のフレーズを刻み、リズム・ギターが低音で対位法的に応える。これが nyatiti の指の動きを二人で分担して再現している構造だ。D.O. Misiani『Shauri Yako』(1980)、『Piny Ose Mer』(1985)ではこのインターロックが最も明快に聴ける。ドラムのパターンはコンゴのルンバから借用しつつ、キックが少し早めに前ノリで入る「ケニア独特のバウンス」があり、これがコンゴ・ルンバとの識別点になる。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Daniel Owino Misiani
代表曲
- Daniel Owino Misiani — Piny Ose Mer (1985)
- Daniel Owino Misiani — Benga Beat (1975)
- Daniel Owino Misiani — Otongolo (1978)
もっと見る(あと2件)
- Daniel Owino Misiani — Shauri Yako (1980)
- Daniel Owino Misiani — Awendo Joluo (1990)
生まれた背景
起点は1960年代初頭、ナイロビの Equator Sound Studios を拠点にした George Ramogi(1945-1997)、そしてタンザニア出身でナイロビに移住した D.O.
音楽的特徴の詳細
楽器エレキギター、ベース、ドラム、ニャティティ起源のフィンガー・ピッキング、声
リズム高速4/4、ダブル・ピッキング、ルオ語歌詞
発展
1970~80年代に黄金期を迎え、ナイロビのリヴァー・ロード周辺のスタジオから無数の45回転盤が流通した。1990年代以降コンゴ系ルンバや欧米ポップに押されるが、近年デヴォショ・スリやルオ・スターズが復興運動を担う。
出来事
- 1965: シラリ&ジャンボ・ボーイズ最初のヒット
- 1970: ダニエル・オウィノ・ミシアニ&シャイラリ・ベンガ結成
- 1985: アフリ・ジャジー・ナイトが欧州ツアー
- 2018: ベンガ復興運動
派生・影響
ルンバ・コンゴレーズ、ハイライフ、後のケニア・ヒップホップ、ボンゴ・フラヴァに影響。
日本との関係
豆知識
D.O.
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
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