エレクトロニック
ハウス・テクノ・EDM・アンビエント・実験電子・ダンス
アンビエント
1970年代にBrian Enoらが提唱した、空間の雰囲気を作る非リズム中心の電子音楽。
テクノ
1980年代のデトロイトで生まれた電子ダンスミュージック。
ディスコ
1970年代の米国で成立した、4つ打ちと豪華なオーケストレーションを特徴とするダンスポップ。
トランス
1990年代初頭のドイツで成立した、メロディアスで高揚感あるエレクトロニックダンス。
ハウス
1980年代のシカゴで、DiscoとElectronic Musicから派生したダンスミュージック。
インダストリアル
1970年代後半UKで成立した、Throbbing Gristleを起点とする、ノイズ・テープコラージュ・反音楽性を志向する音楽運動。
ダブステップ
2000年代初頭のロンドンで成立した、低重心のサブベースとシンコペートしたリズムを特徴とする電子音楽。
テック・ハウス
ハウスの4つ打ちにテクノのミニマルさを取り入れた、1990年代後半のロンドン発サブジャンル。
ディープハウス
1980年代後半、シカゴ/ニューヨークで発展したハウスのサブジャンル。ジャズ・ソウル的和声と滑らかなテクスチャを特徴とする。
ドラムンベース
1990年代初頭のイギリスで成立した、高速ブレイクビーツと重低音を特徴とする電子音楽。
ミニマル・テクノ
1990年代後半、デトロイト/ベルリンを中心に発展した、極限まで要素を削ぎ落としたテクノ。
UKガラージ
1990年代後半のイギリスで成立した、シンコペートしたリズムとR&B感のあるダンス音楽。
グライム
2000年代初頭のロンドンで成立した、高速で電子的なHip Hop寄りのMC音楽。
ゴア・トランス
1990年代初頭、インド・ゴア州のヒッピー・パーティ文化から発展したトランス。サイケデリックな上音とアシッドベースを特徴とする。
ゴム
2010年前後ダーバンのタウンシップで生まれた、暗く重たい4/4キックとミニマルなパーカッションが特徴の南アフリカ・ストリート・エレクトロ。
サイトランス
Goa Tranceから派生した、より精密でサイケデリックなトランス。1990年代後半から世界的に展開した。
シンセウェイヴ
1980年代の映画/ビデオゲームのアナログシンセ音楽を参照する、2000年代後半以降の電子音楽。
ジャングル
1990年代初頭のロンドンで成立した、Reggae・Dub・ブレイクビーツを融合したダンス音楽。
トロピカル・ハウス
2010年代中盤に流行した、スティールドラムやマリンバを取り入れた緩やかなBPMのDeep House派生。
ドリフト・フォンク
ロシア発の高速・歪み多めPhonkで、車のドリフト動画と一体化してTikTokで大流行したサブジャンル。
ハードスタイル
2000年頃オランダ/ベルギーで成立した、Hard TranceとHardcore Technoの中間に位置するハードダンスミュージック。
フォンク
1990年代Memphisラップのテープ・ミックステープ美学をベースにした、低音と歪んだカウベルが特徴の電子音楽。
フューチャー・ファンク
Vaporwaveから派生した、80年代日本のCity PopやDiscoをチョップ&サンプルして踊れるテンポに整えたサブジャンル。
ヴェイパーウェイヴ
2010年代初頭にインターネット上で生まれた、80年代City Pop・スムースジャズ・企業BGMをサンプリングしたピッチ・ダウン系電子音楽。
ガバー
1990年代初頭オランダ・ロッテルダムで成立した、極端に速く歪んだキックを特徴とするハードコア・テクノ。
ジャージー・クラブ
ニュージャージー州ニューアーク発、Baltimore Clubから派生した、5拍シンコペーションと「bed squeak」サンプルが特徴のクラブ音楽。
ジューク
シカゴ・ゲットー・ハウスから派生した、高速で性的・挑発的なテーマを伴うダンス音楽。
ダブ・テクノ
1990年代ベルリン発、Dubのリバーブ/ディレイ感覚をデトロイト・テクノに導入したサブジャンル。
ダークシンセ
Synthwaveをホラー映画・スラッシャー的美学とDistortionで再構成した、よりアグレッシブなサブジャンル。
ドローン・ミュージック
持続音/長音を主軸とする音楽。La Monte YoungのMinimalismを起源としつつ、ロック・メタル・電子音楽の文脈で多様な形式を持つ。
ノイズ・ミュージック
ノイズ自体を主たる素材・表現とする音楽実践。20世紀末以降の日本での「Japanoise」シーンが特に有名。
バブルガム・ベース
ロンドンのレーベルPC Musicを核に2013年頃形成された、ハイパー商業的ポップを意識的にパロディ化する電子音楽。
ビッグ・ルーム・ハウス
2010年代前半にメインストリームEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の中核を担った、巨大フェスティバル向きの4つ打ちダンス音楽。
フットワーク
シカゴで発展した、160 BPM級のシンコペーションと激しいダンスバトルが一体化した電子音楽。
フューチャー・ハウス
2010年代中盤UKで命名された、Deep HouseとProgressive Houseを橋渡しするキラキラしたサブジャンル。
ボルチモア・クラブ
1990年代初頭ボルチモアで成立した、Hip Hop・Houseを高速・反復的に再構築したクラブ音楽。
ミュジーク・コンクレート
1948年パリでピエール・シェフェールが提唱した、録音された日常音や自然音を素材に作曲する音楽。
ウィッチハウス
2009年頃に発生した、オカルト/ゴシック美学とChopped&Screwed手法を組み合わせた電子音楽。
オンキョー(音響)
1990年代末東京で興った、即興演奏と微小・無音を中軸に置く実験音楽の潮流。
クドゥロ
1990年代アンゴラ・ルアンダの戦時郊外で生まれた、超高速の打ち込みリズムとエネルギッシュなラップ・ダンスのアフロ・エレクトロ・ジャンル。
クペ・デカレ
2000年代初頭のパリ・コートジボワール人ナイトクラブで生まれ、踊って稼いで散財するライフスタイルを称揚するアフロ・エレクトロ・ダンス音楽。
シーパンク
2011-12年にTumblrで発生した、海洋/Y2K美学とジャグル/ガラージを参照した短命なネット系電子音楽。
チップチューン
古いビデオゲーム機(NES、Game Boy、Commodore 64、MSXなど)のサウンドチップを用いて作曲する電子音楽。
モールソフト
閉店間際のショッピングモールに反響するBGMをコンセプトとする、Vaporwaveの瞑想的サブジャンル。
EBM(エレクトロニック・ボディ・ミュージック)
1980年代初頭ベルギー・ドイツで成立した、IndustrialとSynth-popを橋渡しするダンス志向電子音楽。
IDM
1990年代に成立した、複雑で実験的・非ダンスフロア向けの電子音楽。
LAビート・シーン
ロサンゼルスの「Low End Theory」クラブ周辺で2006年頃形成された、Hip Hop・Jazz・IDMを横断するインスト系電子音楽。
UKベース
2010年前後、Dubstepの細分化以降にUKで生まれた、ベース重視の総称的サブジャンル群。
アクースマティック音楽
視覚的演奏者を伴わず、スピーカーのみで聴かれることを前提に作られた電子音響音楽。
アップリフティング・トランス
1990年代後半、感情高揚を志向するトランスのメインストリーム形式。Tiësto、Armin van Buurenらが代表。
アレアトリック音楽
作曲・演奏に偶然性の要素を導入する戦後の作曲技法の総称。
ウォンキー
2008年頃UK/USで命名された、揺らぐシンセ・グルーヴとHip Hop/IDM/Dubstepを横断するサブジャンル。
グリッチ
1990年代後半、デジタルエラーやサンプル破壊を音楽素材として用いる電子音楽。
グリッチ・ホップ
GlitchとHip Hopビートを融合した、2000年代後半のサブジャンル。
コズミッシェ・ムジーク
Krautrockのうち、特にシンセサイザーを主とした宇宙志向の電子音楽サブカテゴリ。
サチュレーション楽派
2000年代以降フランスで興った、極限的に飽和した音響密度を志向する潮流。
ショーロ
19世紀末リオデジャネイロで成立した、ヨーロッパのポルカ・マズルカとアフロ・ブラジル系リズムが融合したインスト中心の都市音楽。
シンゲリ
2000年代タンザニア・ダルエスサラームのウスワヒリ街区で生まれた、200~300 BPMの極端な高速をスワヒリ語のラップが駆け抜けるストリート・ダンス音楽。
スペクトル楽派
1970年代パリで興った、音響スペクトル分析を作曲原理とする現代音楽の潮流。
スラッシュウェイヴ
Vaporwaveをさらに引き伸ばし溶解させた、20-40分単位の長尺アンビエント亜種。
ダーク・アンビエント
1990年代を中心に展開した、不穏・暗黒志向のアンビエント。Industrialから派生し、フィルムスコアにも接続する。
テープ音楽
磁気テープを記録/編集媒体とする20世紀中盤の電子音響音楽の総称。
デモシーン音楽
1980-90年代の自作PCグラフィックデモ・コミュニティで発展した、Tracker系ソフトウェアによる電子音楽文化。
トータル・セリアリズム
音高だけでなく音価・強弱・音色まで全パラメータを音列で組織する戦後の作曲技法。
ドリルンベース
1990年代後半、Drum'n Bassを極限まで複雑化したIDM寄りサブジャンル。
ハーシュ・ノイズ・ウォール
Harsh Noiseの一形態で、変化の少ない静的なノイズ「壁」を長時間提示するサブジャンル。
ハードヴェイパー
Vaporwaveの脱政治的・退廃的傾向に対し、攻撃性とハードコア・テクノを再導入したアンチテーゼ的サブジャンル。
パワー・エレクトロニクス
1980年代Whitehouseが提唱した、シンセフィードバック・歪みヴォーカル・極端な音量を特徴とするノイズ系サブジャンル。
フィールド・レコーディング音楽
現実音響を録音し作品として提示する実践。Phonographyとも。
フューチャー・ガラージ
UK Garageを再構成し、メランコリックなアンビエント感とサブベースを強調したサブジャンル。
フリー・インプロヴィゼーション
1960年代後半にUK/欧州で成立した、Free Jazzから派生しジャンル/フォルム/和声規則を全て放棄した即興音楽。
フレンチコア
フランス発の、Gabberよりさらに速くシンコペートしたキックを多用するハードコア・テクノ。
フレンチタッチ
1990年代のフランスで成立した、Disco・Funkのサンプリングを核とするHouse派生スタイル。
ブレイクコア
1990年代後半-2000年代に発展した、Amen Breakやハードコアを高速・極限に再構成した実験的電子音楽。
プランダーフォニックス
John Oswaldが1985年に造語した、既存録音を素材として再構成する音楽の総称。
プロセス音楽
規則やプロセスを設定し、その自動的な展開そのものを音楽とする手法。ライヒの初期作品が代表。
ホーントロジー
2005年頃英国で批評理論的に提唱された、過去の「失われた未来」を喚起する音楽美学。
ボールルーム/ヴォーグ・ビート
ニューヨークBallroomシーンで踊られる、MikeQに代表されるBPM130前後のクラブ音楽。
マイクロサウンド
Curtis Roadsの著作タイトルにも由来する、極小時間スケールの音響粒子を組成する電子音響音楽。
マイクロハウス
2000年代初頭ドイツで定式化された、Glitch/Clicks & Cutsをハウスに導入したミニマル系電子音楽。
マッシュアップ
2000年代初頭、複数の既存楽曲を重ねて再構築するDJ/プロデューサー文化。
ユーロダンス
1990年代の欧州で成立した、4つ打ち・歌・ラップを組み合わせた商業ダンスポップ。
ライヴ・エレクトロニクス
演奏会場でリアルタイムに電子的処理を行う音楽形式。
ルーマニアン・ミニマル
2010年代以降ブカレストを中心に発展した、ミニマルテクノとマイクロハウスを溶融させた瞑想的シーン。
レダクショニズム
2000年前後ベルリンを中心に展開した、Wandelweiserと音響系の中間に位置する極限即興。
ロウアーケース・ミュージック
1990年代後半に興った、極小・極静の音を主素材とする実験音楽の潮流。
ロウスタイル
Hardstyleをよりダーク・歪み多めに再定義した、2010年代中盤のサブジャンル。
ロワーケース
21世紀初頭、極小音量・極小ジェスチャを志向する電子音響音楽。
不確定性の音楽
演奏ごとに異なる結果が生まれる、極限まで開かれた作曲形式。ジョン・ケージが理論化。
微分音音楽
12平均律の半音より小さな音程(微分音)を体系的に使用する音楽。
新複雑性
1970〜80年代英国で興った、極限まで精密化された記譜と演奏難度を持つ現代音楽の潮流。
未来派音楽
1910年代イタリアで興った未来派運動の音楽部門。機械音・騒音を肯定的に取り入れた最初期の試み。
確率音楽
確率論・統計学を作曲原理とする音楽。クセナキスが理論化・実践した。
電子音楽
1951年ケルン放送局で創設された、純粋な電子発生音のみで作曲する音楽。