オンキョー(音響)
1990年代末東京で興った、即興演奏と微小・無音を中軸に置く実験音楽の潮流。
概要
中村としまる、杉本拓、宇波拓、秋山徹次らが拠点「Off Site」(東京渋谷)を中心に活動した。電子フィードバック、楽器の極小奏法、長い無音の許容を特徴とする。
背景
1990年代日本の即興音楽シーン、ノイズ音楽、ジャパノイズへの内省として、対極の「静寂と微音」を志向する動きが現れた。同時期欧米のロウアーケース・ミュージック、ベルリン即興シーン(フェルプ、デンツラー)と国際的に呼応した。
発展
中村としまる「No-Input Mixing Board」、杉本拓のギター極小奏法、Off Siteでの月例コンサート、レーベル「improvised music from japan」「erstwhile records」を中心に発展した。海外でのフェスティヴァル招聘と国際交流が活発化した。
出来事
- 1998: 中村としまる、ノーインプット・ミキシング・ボード奏法
- 2000: Off Site開設、定期公演開始
- 2003: コンピレーション「Cathnor」、国際的拡散
- 2007: ベルリン・リダクショニズムとの国際交流活発化
派生・影響
アクースマティック音楽、サウンドアート、ベルリン・リダクショニズム、現代の静寂志向即興音楽全般に影響を残している。
音楽的特徴
楽器ノーインプット・ミキサー、ギター、ハーモニカ、楽器の極小奏法
リズム微小ダイナミクス、無音、即興
代表アーティスト
- 大友良英
- Sachiko M
- 中村としまる
- 杉本拓
代表曲
- No-Input Mixing Board — 中村としまる (2000)YouTube で検索
- Sine Wave Solo — Sachiko M (2000)YouTube で検索
- Live in Australia — 杉本拓 (2003)YouTube で検索
- Repeat — 中村としまる (2003)YouTube で検索
- Opposite — 中村としまる (2004)YouTube で検索
- ENSEMBLES — 大友良英 (2008)YouTube で検索