シンゲリ
2000年代タンザニア・ダルエスサラームのウスワヒリ街区で生まれた、200~300 BPMの極端な高速をスワヒリ語のラップが駆け抜けるストリート・ダンス音楽。
概要
サンプラーと格安PCで作られた断片的サンプルとキックの連打、リード歌手のスタッカートな絶叫、結婚式やストリート・パーティでの踊りが特徴。
背景
貧困地区マグメニやマンジ・モヨニの結婚式DJが、PA装置で従来のターラブやムドンドを高速ループ化したのが起点。失業率の高い若者層が短く激しい娯楽として育てた。2010年代にニャゲ・ニャゲ・タペスがベルリンの地下レーベル「ニャゲ・ニャゲ・タペス」名義で欧州に紹介され、グライムやフットワークと比較された。
発展
MCドゥラ・ムソンガ、シスター・ジー、シスター・ザンディが代表的アーティストとなり、欧州のクラブ・サーキットで実験電子音楽の文脈に位置付けられた。2020年代にはタンザニア国内でも国営・商業ラジオに浸透し、ボンゴ・フラヴァの主流と接近している。
出来事
- 2004: ダルエスサラームでDJループが高速化
- 2017: ニャゲ・ニャゲ・タペスから国際盤発売
- 2019: シスター・ジーが欧州ツアー
- 2022: シンゲリ・ドキュメンタリー上映
派生・影響
ムドンド、ターラブ、ボンゴ・フラヴァを高速化したもの。グライム、フットワーク、ガバとも比較される。
音楽的特徴
楽器サンプラー、PC、声
リズム200~300 BPM、断片的サンプル、絶叫ラップ
代表アーティスト
- Sisso
- Bamba Pana
代表曲
- Mateso — Sisso (2017)YouTube で検索
- Mateso — Sisso (2017)YouTube で検索
- Poaa — Bamba Pana (2018)YouTube で検索