エレクトロニック

ロウアーケース・ミュージック

Lowercase Music

アメリカ合衆国 / 北米 · 1998年〜

1990年代後半に興った、極小・極静の音を主素材とする実験音楽の潮流。

概要

スティーヴ・ローデン「Lowercase Sound」(1999)が用語の出典。日常の微かなノイズ、ハウリング、空気音などを増幅して可聴化し、注意深い聴取を要求する。

背景

ジョン・ケージ「4分33秒」、フェルドマンの極めて静かな後期作品、サウンドアートのフィールド・レコーディング伝統と、デジタル技術による微小信号操作の進展が出会って生まれた。日本のオンキョー派とも交差する国際的潮流。

発展

スティーヴ・ローデン「Forms of Paper」(2001)、ベルンハルト・ギュンター、リチャード・チャートランド、テイラー・デュプリーなどが代表。Linerecords、12k、Trenteoiseauxなどのレーベルが拠点となった。

出来事

  • 1999: スティーヴ・ローデン「Lowercase Sound」用語使用
  • 2001: ローデン「Forms of Paper」
  • 2002: 「Lowercase Sound」コンピレーション、12k
  • 2008: 国際的拡散の頂点

派生・影響

アンビエント、サウンドアート、現代電子音響音楽、現代の「静寂志向」音楽全般に影響を残している。

音楽的特徴

楽器微小ノイズ源、コンピュータ、フィールド録音

リズム極小ダイナミクス、長い時間構成、静寂

代表アーティスト

  • モートン・フェルドマンアメリカ合衆国 · 1950年〜1987
  • アルヴィン・ルシエアメリカ合衆国 · 1965年〜2021
  • スティーヴ・ローデンアメリカ合衆国 · 1995年〜2023
  • 中村としまる日本 · 1995年〜

代表曲

関連ジャンル

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