エレクトロニック

テープ音楽

Tape Music

西ヨーロッパ · 1948〜1985年

磁気テープを記録/編集媒体とする20世紀中盤の電子音響音楽の総称。

概要

ミュジーク・コンクレートと電子音楽の双方を含む広い概念。テープのカット&スプライス、リバース、ループ、速度変化が基本技法で、1950〜70年代の電子音響音楽の基礎技術として用いられた。

背景

ドイツのAEGが1930年代に開発したマグネトフォンが戦後米国に持ち込まれ、商用テープ録音の時代を開いた。録音媒体が手で操作可能になったことで、作曲家がスタジオで音響を「彫る」ことが可能になった。

発展

シェフェール、シュトックハウゼン以外にも、米国のヴァレーズ「電子の詩」(1958、ル・コルビュジエのフィリップ館用)、ベル研究所のマシュー・サブトニック、ミルトン・バビット、ウラジーミル・ウサチェフスキー、オットー・リューニングらが代表作を残した。日本では武満徹「水の曲」(1960)も重要。

出来事

  • 1948: マグネトフォンによるテープ作曲が始まる
  • 1958: ヴァレーズ「電子の詩」、ブリュッセル万博
  • 1960: 武満徹「水の曲」
  • 1970年代: デジタル化により役割が変化

派生・影響

ライヴ・エレクトロニクス、デジタル音響合成、サンプリング音楽、現代の電子音響音楽全般の基礎技術となった。

音楽的特徴

楽器磁気テープ、テープ・レコーダー

リズムテープ編集、速度変化、ループ

代表アーティスト

  • エドガー・ヴァレーズフランス/米国 · 1920年〜1965
  • ピエール・シェフェールフランス · 1948年〜1995
  • ピエール・アンリフランス · 1950年〜2017
  • ヤニス・クセナキスギリシャ/フランス · 1950年〜2001
  • 武満徹(現代音楽)日本 · 1950年〜1996

代表曲

関連ジャンル

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