マイクロハウス
2000年代初頭のドイツ周辺で広がった、ハウスの四つ打ちにクリック音、細かなサンプル、グリッチ処理を組み込むミニマルな電子音楽。
まずはここから
ひとことで言うと2000年代初頭のドイツ周辺で広がった、ハウスの四つ打ちにクリック音、細かなサンプル、グリッチ処理を組み込むミニマルな電子音楽。
まずはこの曲からAkufen — Deck The House ▶ YouTube
代表的な人Ricardo Villalobos
どんな音か
マイクロハウスは、キックが一定に鳴っていても、派手なシンセリフで押す音楽ではない。カチッ、プツッ、紙をこするような小さな音がリズムの隙間に置かれ、ベースは低く丸く、声の断片や生活音のサンプルが細かく刻まれる。Akufenのようにラジオの切れ端を散らすものもあれば、Ricardo Villalobosの長尺トラックのように、ほとんど動いていないようで少しずつ床の揺れが変わるものもある。
聴きどころ
バスドラムだけでなく、裏拍の小さなクリックや、声の切れ端がどの拍に入るかを聴くと面白い。大きな展開を待つより、8小節ごとにハイハットが薄くなったり、ベースの長さが変わったりする微細な差を拾う音楽だ。スピーカーで聴くと低音の反復、ヘッドホンでは粒の配置がよく見える。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Ricardo Villalobos
- Akufen
- Matthew Herbert
代表曲
- Akufen — Deck The House (2002)
- Ricardo Villalobos — Que Belle Epoque 2006 (2006)
- Akufen — Crash (2002)
もっと見る(あと3件)
- Akufen — Foxy (2003)
Matthew Herbert — Goodbye Swingtime (2003)- Matthew Herbert — 100 Lbs (1996)
生まれた背景
2000年前後のドイツ、特にケルンやベルリン周辺のミニマル・テクノ、Clicks & Cuts、グリッチの流れから形が見えてきた。クラブで踊るハウスの機能を残しながら、デジタル編集で生まれる失敗音やノイズをリズム素材にした点が新しかった。
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大音量のピークより、長く踊るための細部の変化を好む時代の感覚がある。
音楽的特徴の詳細
楽器DAW、サンプラー、TR-909、グリッチプラグイン
リズム120-125 BPM、マイクロサンプル、クリックリズム
発展
2002年頃Perlon、Force Inc.周辺で確立。Akufen『My Way』(2002)がマイルストーン。後にRomanian Minimalへの影響を残した。
出来事
- 2000: 『Clicks & Cuts』Vol. 1 / 2002: Akufen『My Way』 / 2003: Matthew Herbert『Goodbye Swingtime』
派生・影響
Minimal Techno、Glitch、Romanian Minimal。
その後の代表曲
- Ricardo Villalobos — Easy Living (2003)
日本との関係
豆知識
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
マイクロハウスが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
