ロック・メタル

Jロック

J-Rock

日本 / 東アジア · 1985年〜

1980年代以降の日本のロックの総称。歌謡的メロディとパンク・メタル・ニューウェーブの影響を併せ持つ。

どんな音か

日本独自のロック総称。BPM 100〜180。エレキギター(歪み強め)、エレキベース、ドラム、ヴォーカル(時にコーラス)。Aメロ・Bメロ・サビの構造が明快、サビで一段転調する曲が多い。ヴォーカルは高音域を歌い切る歌唱力が求められ、ヴィジュアル系では化粧と派手な衣装も様式の一部。歌詞は日本語、テーマは恋愛、孤独、青春、社会への違和感、ファンタジー世界観。録音は音圧が高く、ボーカルが前面、ギター2本のステレオ配置が立体的。

生まれた背景

1960年代後半のグループ・サウンズ(ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・ブルー・コメッツ)が日本ロックの起点。1970年代のはっぴいえんど、サザンオールスターズ、矢沢永吉が日本語ロックの定型を作る。1980年代のBOOWY、X JAPAN、BUCK-TICK、LUNA SEA、L'Arc〜en〜Cielがヴィジュアル系を確立。1990年代のMr. Children、スピッツ、Glay、B'zが商業的頂点。2000年代以降のONE OK ROCK、RADWIMPS、サカナクション、UVERworld、ASIAN KUNG-FU GENERATION、最近のキタニタツヤ、Vaundy、Mrs. GREEN APPLE、King Gnuまで継続的な発展がある。

聴きどころ

サビ前の転調と、サビで一段上がる音域。ギター2本(リードとリズム)のステレオ配置。ヴィジュアル系ではドラムの2バス(2つのバスドラム)を使った高速キック・パターン。ヴォーカルが高音域を最後まで歌い切るところ。

代表アーティスト

  • X JAPAN日本 · 1982年〜
  • スピッツ日本 · 1987年〜
  • B'z日本 · 1988年〜
  • LUNA SEA日本 · 1989年〜
  • Mr.Children日本 · 1989年〜

代表曲

日本との関係

(JRockそのものが日本のジャンル)。X JAPAN、L'Arc〜en〜Ciel、ラルク・アン・シエル、Babymetalは中国韓国・東南アジア・米国西海岸の日本文化ファンの間で世代的な存在。アニメタイアップを経由してONE OK ROCK、RADWIMPS、Mrs. GREEN APPLEが世界的にも認知されている。

初めて聴くなら

ヴィジュアル系の入門なら、X JAPAN『紅』(1989)、L'Arc〜en〜Ciel『HONEY』(1998)。王道なら、Mr. Children『innocent world』(1994)、スピッツ『ロビンソン』(1995)。最近のものなら、King Gnu『白日』(2019)、Mrs. GREEN APPLE『ケセラセラ』(2023)。

豆知識

X JAPANのドラマー兼リーダーYOSHIKIは、ピアニスト・作曲家としても活動し、ロサンゼルスを拠点に欧州貴族とも交流がある。彼が個人で建てた東京・原宿の「Yoshiki Hotel」(2006閉鎖)は、内部にライブハウスを併設した施設だった。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1970年代1980年代JロックJロックヘヴィメタルヘヴィメタルパンクロックパンクロック凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
Jロックを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

日本 · 1985年前後 (±25年)

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