Jロック
1980年代以降の日本のロックの総称。歌謡的メロディとパンク・メタル・ニューウェーブの影響を併せ持つ。
どんな音か
日本独自のロック総称。BPM 100〜180。エレキギター(歪み強め)、エレキベース、ドラム、ヴォーカル(時にコーラス)。Aメロ・Bメロ・サビの構造が明快、サビで一段転調する曲が多い。ヴォーカルは高音域を歌い切る歌唱力が求められ、ヴィジュアル系では化粧と派手な衣装も様式の一部。歌詞は日本語、テーマは恋愛、孤独、青春、社会への違和感、ファンタジー世界観。録音は音圧が高く、ボーカルが前面、ギター2本のステレオ配置が立体的。
生まれた背景
1960年代後半のグループ・サウンズ(ザ・タイガース、ザ・スパイダース、ザ・ブルー・コメッツ)が日本ロックの起点。1970年代のはっぴいえんど、サザンオールスターズ、矢沢永吉が日本語ロックの定型を作る。1980年代のBOOWY、X JAPAN、BUCK-TICK、LUNA SEA、L'Arc〜en〜Cielがヴィジュアル系を確立。1990年代のMr. Children、スピッツ、Glay、B'zが商業的頂点。2000年代以降のONE OK ROCK、RADWIMPS、サカナクション、UVERworld、ASIAN KUNG-FU GENERATION、最近のキタニタツヤ、Vaundy、Mrs. GREEN APPLE、King Gnuまで継続的な発展がある。
聴きどころ
サビ前の転調と、サビで一段上がる音域。ギター2本(リードとリズム)のステレオ配置。ヴィジュアル系ではドラムの2バス(2つのバスドラム)を使った高速キック・パターン。ヴォーカルが高音域を最後まで歌い切るところ。
代表アーティスト
- X JAPAN
- スピッツ
- B'z
- LUNA SEA
- Mr.Children
代表曲
- 紅 — X JAPAN (1989)
- ROSIER — LUNA SEA (1994)
- ロビンソン — スピッツ (1995)
- Forever Love — X JAPAN (1996)
- ultra soul — B'z (2001)
日本との関係
初めて聴くなら
ヴィジュアル系の入門なら、X JAPAN『紅』(1989)、L'Arc〜en〜Ciel『HONEY』(1998)。王道なら、Mr. Children『innocent world』(1994)、スピッツ『ロビンソン』(1995)。最近のものなら、King Gnu『白日』(2019)、Mrs. GREEN APPLE『ケセラセラ』(2023)。
豆知識
X JAPANのドラマー兼リーダーYOSHIKIは、ピアニスト・作曲家としても活動し、ロサンゼルスを拠点に欧州貴族とも交流がある。彼が個人で建てた東京・原宿の「Yoshiki Hotel」(2006閉鎖)は、内部にライブハウスを併設した施設だった。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- 古典JRPGサウンドトラック
- ポップJ-POP
- ポップ渋谷系
- エレクトロニックノイズ・ミュージック
- ポップシティポップ
- ポップ同人音楽
- 古典ビジュアルノベル音楽
- エレクトロニックオンキョー(音響)
