ノイズ・ミュージック
ノイズ自体を主たる素材・表現とする音楽実践。20世紀末以降の日本での「Japanoise」シーンが特に有名。
まずはここから
ひとことで言うとノイズ自体を主たる素材・表現とする音楽実践。20世紀末以降の日本での「Japanoise」シーンが特に有名。
まずはこの曲から非常階段(Hijokaidan) — King of Noise ▶ YouTube
代表的な人Merzbow
どんな音か
『音楽』の定義を破壊する音響体験。一般的には『耳障りな音』だが、ノイズ・ミュージックは、その物質性と時間性を深く掘り下げる。プリペアド・ピアノのような楽器操作、電子機器のフィードバック、人間の声の限界的な使用が典型。一曲が数秒の場合もあれば、30分の場合もある。
聴きどころ
最初は『何が起こっているのか』分からないことが正常。その代わり、周波数のずれ、音量の変動、無音区間とノイズの対比、身体への物理的作用に注目。ノイズは『聴こえる』より『感じる』ジャンル。
初めて聴くなら
Merzbow『Pulse Demon』を真っ暗な環境でヘッドフォン。最初の10分間は苦痛を感じるかもしれません。別アプローチとして非常階段『King of Noise』をライブ映像で見ながら聴くのもよい。
代表アーティスト
- Merzbow
- 非常階段(Hijokaidan)
- Whitehouse
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- Incapacitants
- Masonna
- Kevin Drumm
- Prurient
- Pharmakon
代表曲
- 非常階段(Hijokaidan) — King of Noise (1985)
- Incapacitants — As Loud As Possible (1995)
Merzbow — Venereology (1994)
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Merzbow — Pulse Demon (1996)
Masonna — Frequency LSD (2000)
生まれた背景
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東京、大阪の地下カルチャーから世界へ輸出された。
音楽的特徴の詳細
楽器自作楽器、エフェクター、フィードバック、テープ
リズムテンポレス、ノイズ・テクスチャ、極端な音量
発展
1990年代Merzbowが世界的に評価され、Japanoiseは欧米実験音楽の重要な参照点となった。Harsh Noise、Power Electronics、Harsh Noise Wallなど多くのサブカテゴリへ枝分かれ。
出来事
- 1979: 非常階段結成 / 1981: Merzbow活動開始 / 1996: Merzbow『Pulse Demon』 / 2000: Masonna『Frequency LSD』
派生・影響
Japanoise、Harsh Noise、Harsh Noise Wall、Power Electronics。
その後の代表曲
- Pharmakon — Devour (2019)
- Prurient — Rainbow Mirror (2017)
- Merzbow — Screaming Dolphins (2020)
日本との関係
日本が圧倒的に中心。Merzbow(秋田昌美)は国際的に最も有名なノイズ・アーティストで、1980年以来3000枚以上のアルバムをリリース。非常階段、Masonna、Incapacitants など日本人主導のアーティストがジャンルを主導し続けている。
豆知識
『ノイズ・ミュージック』という言葉は、実は曖昧で、アーティストの多くは自分たちの作品を『音の彫刻』『声帯の解剖』『機械の歌』などと呼ぶ。ジャンルそのものが、名前を拒否する傾向がある。
影響・派生で結ばれたジャンル
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感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
ノイズ・ミュージックが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
