バブルガム・ベース
ロンドンのレーベルPC Musicを核に2013年頃形成された、ハイパー商業的ポップを意識的にパロディ化する電子音楽。
まずはここから
ひとことで言うとロンドンのレーベルPC Musicを核に2013年頃形成された、ハイパー商業的ポップを意識的にパロディ化する電子音楽。
まずはこの曲からA.G. Cook — Beautiful ▶ YouTube
代表的な人Charli XCX
どんな音か
最初に耳に刺さるのは、異常に高く処理されたボーカルだ。ピッチシフトでキャラクター化された声が、過剰に明るいシンセサウンドの上で歌う——甘くて、人工的で、商業的なポップスを意識的にやりすぎた姿がそこにある。ベースは低音をぶ厚く歪ませながら、同時に中音域にキラキラした音を重ねる。4つ打ちのビートではなく、変拍子や細かく分割されたドラムパターンが多い。A.G. CookやSOPHIEは音の「歪み」を隠さずに前面に出し、耳障りギリギリの音圧を美的判断として選択している。Charli XCXがこのサウンドをポップの文脈に持ち込んだことで、より広い層に届くようになった。
聴きどころ
Hannah Diamondの「Pink and Blue」(2014年)では、ボーカルがどこまでピッチ修正されているかを確認する。次に、その声質が「アイドル的な可愛さ」として機能しているのか、それとも「人工物として提示されている」のかを考えながら聴いてほしい——バブルガム・ベースの核心はこの曖昧さにある。A.G. Cookの「PINK ROOM」(2017年)はより抽象的な音の実験として聴けて、旋律よりも音色と構造が前面に出る。
初めて聴くなら
代表アーティスト
- Charli XCX
- A.G. Cook
- GFOTY
もっと見る(あと2件)
- Hannah Diamond
- SOPHIE
代表曲
- A.G. Cook — Beautiful (2014)
- Hannah Diamond — Beautiful (2014)
- Hannah Diamond — Hi (2014)
もっと見る(あと2件)
- Hannah Diamond — Pink and Blue (2014)
- Hannah Diamond — Pony (2014)
生まれた背景
2013年頃、ロンドンのレーベル「バブルガム・ベース」をA.G.
音楽的特徴の詳細
楽器DAW、ソフトシンセ、Auto-Tune、サンプル
リズム120-150 BPM、過剰光沢の音色、急展開
発展
2016年Charli XCXが急接近し、PC Music系プロデューサーを大量起用。これがHyperpopへの接続点となった。
出来事
- 2013: PC Music設立 / 2014: Hannah Diamond『Pink and Blue』 / 2016: Charli XCX『Vroom Vroom EP』
派生・影響
Hyperpop、Digicore、Glitchcore。
その後の代表曲
- A.G. Cook — Galore (2020)
- A.G. Cook — PINK ROOM (2017)
日本との関係
豆知識
「バブルガム・ベース」というレーベル名は「パーソナルコンピューター」を直接指すが、A.G.
影響・派生で結ばれたジャンル
系譜図を見る
感触が近い系譜も地域も違うのに、聴くと通じるジャンル
バブルガム・ベースが好きな人は、この6つも刺さる可能性が高いです。系譜図には出てこない、意外な隣人たち。
関連ジャンルを探す
- ジャズUKジャズ・ルネッサンス
- ヒップホップ・R&BUKドリル
- ヒップホップ・R&Bアフロスウィング
- ヒップホップ・R&BUKソウル
- エレクトロニックUKベース
- エレクトロニックフューチャー・ガラージ
- ヒップホップ・R&Bメロディック・ドリル
- エレクトロニックホーントロジー
