ブーンバップ
1980年代末〜90年代の東海岸Hip Hopを代表する、サンプリングと太いドラムを基調としたスタイル。
どんな音か
生まれた背景
聴きどころ
まずスネアの位置と音色を聴く。乾いた強いスネアが首を振るタイミングを作り、ラッパーはその隙間に言葉を詰める。サンプルは長く展開せず、短いループで空気を固定することが多い。派手なサビより、ヴァースの言葉とビートの噛み合いが中心だ。
代表アーティスト
- A Tribe Called Quest
- Mobb Deep
- Nas
- J Dilla
- Wu-Tang Clan
代表曲
- N.Y. State of Mind — Nas (1994)
- C.R.E.A.M. — Wu-Tang Clan (1993)
- The World Is Yours — Nas (1994)
- Shook Ones, Pt. II — Mobb Deep (1995)
- Scenario — A Tribe Called Quest (1991)
日本との関係
初めて聴くなら
街の緊張感を聴くなら「N.Y. State of Mind — Nas (1994)」。集団の声と荒いループなら「C.R.E.A.M. — Wu-Tang Clan (1993)」。ジャズ感と軽さを持つ入口なら「Scenario — A Tribe Called Quest (1991)」、冷たい暗さなら「Shook Ones, Pt. II — Mobb Deep (1995)」がよい。
豆知識
Boom bapは理論用語ではなく、ドラムの鳴りを口で言った言葉から広まった。だからこそ、説明より音を聴くと早い。キックとスネアだけで時代や街の空気まで連れてくる言葉である。
影響・派生で結ばれたジャンル
同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル
- ヒップホップ・R&BコンテンポラリーR&B
- エレクトロニックテクノ
- ロック・メタルエモ
- エレクトロニックディープハウス
- ロック・メタルポスト・ハードコア
- エレクトロニックボールルーム/ヴォーグ・ビート
- エレクトロニックハウス
- ロック・メタルグランジ
