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ロック・メタル

マッドチェスター

Madchester

マンチェスター / イギリス / 西ヨーロッパ · 1988年〜

別名: マンチェスター・サウンド / バギー

ギターロックとアシッド・ハウスを融合させた、1980年代末マンチェスターの熱狂。

どんな音か

ギター・バンドの編成のまま、クラブのダンス・ビートを取り込んだ音楽。揺れるグルーヴ(バギー・ビート)、ファンキーなベース、多幸感あふれるメロディが特徴で、ロックの自信とレイヴの陶酔が同居する。きっちりしすぎないルーズなノリと、終わらないパーティーのような高揚感が魅力。

生まれた背景

1980年代末のマンチェスターで、クラブ「ザ・ハシエンダ」を震源にエクスタシーと結びついたレイヴ文化が広がる中から生まれた。ザ・ストーン・ローゼズとハッピー・マンデーズが二大看板となり、ギターを持った若者がダンス音楽の快楽を吸収した。

聴きどころ

ドラムが刻む、跳ねるようでいて引きずるバギー・ビートがこの音楽の心臓。ファンクから来た弾むベースライン、ワウのかかったギター、陶酔的に繰り返すグルーヴに身を委ねると本質が掴める。

発展

1989〜91年に英国の音楽シーンを席巻し、ファッションや若者文化全体を巻き込んだ。

出来事

  • 1988年: マッドチェスター・シーンが胎動。
  • 1989年: ザ・ストーン・ローゼズの1stと『Fools Gold』が転機に。
  • 1990年: ハッピー・マンデーズ『Step On』がヒット、シーンが全国区へ。

派生・影響

ギター・ポップの自信と祝祭感を次世代に手渡し、1990年代のブリットポップへとつながる橋渡しになった。

音楽的特徴

楽器エレキギター、ベース、ドラム、サンプラー、シンセサイザー、ワウ・ペダル

リズム揺れるバギー・ビート、ダンスとロックの折衷、反復するファンキーなグルーヴ

代表アーティスト

  • Happy Mondaysイギリス · 1980年〜
  • The Stone Rosesイギリス · 1983年〜1996

代表曲

日本との関係

ザ・ストーン・ローゼズは日本でも根強い人気を誇り、再結成後にはフジロックなどで来日した。ブリットポップの前史として、UKロック好きの間でマッドチェスターは重要な参照点になっている。

初めて聴くなら

ザ・ストーン・ローゼズ『Fools Gold』(1989)がロックとダンスの融合の決定打。バンドの叙情面を知るなら『I Wanna Be Adored』(1989)を。

豆知識

シーンの心臓部だったクラブ「ザ・ハシエンダ」はニューオーダーらの出資で運営されていたが、放漫経営で赤字を垂れ流し続け、最終的に閉鎖に追い込まれた伝説的な場所だった。

影響・派生で結ばれたジャンル

ジャンル関係図1980年代1990年代マッドチェスターマッドチェスターハウスハウスブリットポップブリットポップ凡例派生影響同系統
凡例
派生影響同系統
マッドチェスターを中心とした近傍図。中心と直接結ばれるエッジが強調表示されます。

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同じ時期・同じ地域で生まれた他のジャンル

イギリス · 1988年前後 (±25年)