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ニュージーランド

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オセアニア

ニュージーランドのヒットチャートは、隣国オーストラリア以上に英米曲が幅を利かせている。公式チャート(Official Aotearoa Music Charts、Recorded Music NZ発行)の上位は、イギリスアメリカ合衆国の曲がほぼ占めるのが常だ。その象徴が、イギリスのシンガー Olivia Dean の「Man I Need」である。31週連続で1位に居座り続けている――この規模の市場では異例の粘りだ(2026年時点)。自国勢の別格は、世界的スターの Lorde。それに次ぐ海外進出例が、TikTok 発の「Supalonely」を世界的にヒットさせた Benee だ。一方、ライブ動員でニュージーランド随一の Six60、そして豪・NZ双方にまたがるマオリ系スターの Stan Walker が、国内の主役として層を支える。地方では、太平洋諸島系(Pasifika)の影響を受けたレゲエポップが、チャートには表れないこの国ならではの音楽文化を支えている。

自国アーティストの人気曲

海外アーティストの人気曲

世代・地域・経済による違い

Z世代が聴くのは、ほぼ英米ポップとK-POPだ。地方ではPasifika音楽が結婚式や教会、地域の祭りで欠かせない。これはサモア系・トンガ系・マオリ系のコミュニティから生まれたレゲエ調のポップで、「アイランド・レゲエ(Island reggae)」とも呼ばれる。マオリ語(テ・レオ)の音楽は、政府の文化政策のもとで助成を受けているが、市場での存在感はまだ小さい。市場が小さいぶん、たった一曲が大国では考えられないほど長くチャート上位に居座ることもある。しかも、その多くは海外のヒット曲だ。

参考資料

- Aotearoa Music Charts: https://aotearoamusiccharts.co.nz/charts/singles